野副州旦・元富士通社長の記者会見詳報--富士通幹部に対して損害賠償請求および、50億円の株主代表訴訟

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--ニフティのディールが11月に成立することは確実性が高かったのか。

富士通の構造改革にあたって、減損したニフティのことは真剣に議論していた。内々では11月に決定していた。
 
--ニフティのディールが成立すると、不正行為が明らかになり、それを隠ぺいするために、会社は野副社長を辞任させ売却を中止しようとしたのでは。

ことの真実が明らかになるようにマスコミに支援してほしい。
 
--野副氏の辞任で富士通の改革にブレーキがかかったと思うが。

私がやってきたことがテイクオーバーされるかどうかは新体制と話さないといけない。経営トップが踏み込んだ経営改革をやろうとしたときにはいろいろ軋轢もある。それをどうサポートできるか会社の体制をつくる必要がある。グローバルに発展するためにも、事実を明らかにしないといけない。

--損害賠償の対象はだれになるのか? 会社の責任を問わないのは。

微妙な問題なのでそれをはっきりさせるためにも、第三者による調査委員会を設けて事実を明らかにする必要がある。

また、会社全体が私を辞任に追い込んだわけではない。責任を追及するのは特定の人。

私の思いは名誉を回復すること。第三者委員会を設け事実を明らかにし、ガバナンスの体制を作ることが目的。

--調査資料の間違っている点とは?

調査資料は私に対する資料ではなく、反社会的とされる相手に対してのもの。

Aさんとは1回しか会っていない。会食だが。Bさんとも1対1で会ったことはない。会社の人間、先方も同席者がいた。会食の際も仕事の話をしたことは一切ない。

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