野副州旦・元富士通社長の記者会見詳報--富士通幹部に対して損害賠償請求および、50億円の株主代表訴訟
--(弁護士に対して)刑事手続を取る考えは。(本人に対して)経営に復帰したいか、復帰したいと思っているか。
(弁護士)刑事手続は考えていない。
調査委員会は真実を明らかにすることが目的で、役員への復帰は目的ではない。
--調査委員会が進まなければ訴訟に影響があるのでは。また背景に野副氏への抵抗や派閥闘争があるなどいわれているが。
(弁護士)株主代表訴訟は調査委員会とは無関係。個人の訴訟は調査委員会での調査がないと訴状が書けない。
私自身、本当のことを知りたい。社長の立場として、意見を異にする立場の人にいろいろ飲んでもらったこともあるが、私利私欲のためにやったことはない。なぜ今回のことが起こったのか知りたい。
--富士通にいろいろ要求しているがゼロ回答だ。対策は。
とくに手段はない。マスコミや関係者から富士通に要求を上げてもらいたい。ただ富士通が反社会的と指摘してきしている人が、そうでなかった場合には何らかの対策があると思うが。
--6月の株主総会で何か行うのか。
6月までじっとしていることはない。4月の段階で誠意ある決着を見たいと思っている。
--富士通は辞任理由に反社会的な勢力とつながりがあったと明確に変えている。9月25日の辞任の決定は密室でのことであり、言った言わないとなるが、富士通の決定が間違っていると明確に反論できる証拠はあるのか。
証拠はあるが、具体的には言えない。