「太る専門」ジムが教える「健康的に太る」方法 痩せ体形にコンプレックスを抱く人も多い

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①健康的に太れる食材は、白米と和菓子

──太るための食事のポイントを教えてください。

最大のポイントは摂取カロリーを増やすことです。具体的には主食のご飯の量を増やして、間食(おやつ)で糖質を摂ります。ただ、ヘルシーに、格好良く太るためには、どんな糖質を摂っていくかが大切です。

間食は和菓子類がいい(写真:OCEANS編集部)

私の場合は、パンや麺類などの小麦ではなく、白米をメインにすることをおすすめしています。間食は和菓子類。チョコレートや洋菓子類は植物性油脂が気になるので、大福や羊羹などで摂るように指導しています。白米や和菓子類のほうが日本人の体に合っているようで、体調を崩しにくく、効率よく体重を増やすことができます。

また、バナナやオートミールを加えて腸内環境を整えたり、牛肉の赤身や鶏の胸肉で筋肉のもととなるタンパク質を摂ることも大切です。

──糖質はいくら摂ってもいいんですか?

体調を崩すほど大量に食べるのは考えものですが、ストレスにならない程度は摂取しても大丈夫です。体重を増やすには我慢は禁物です。なぜなら、ストレスを感じると、副腎からコレチゾールというストレスホルモンが分泌されるのですが、この物質には筋肉を分解する働きがあるといわれているから。

体重を増やすには、無理な我慢をせず、気持ちをリラックスさせることを心がけてください。とくにトレーニング後は、なるべく早く糖質を補給しましょう。

「宅トレ」は具体的に何をすればいい?

②宅トレは腕立て伏せとスクワットが効果的

──やっぱりトレーニングも必須ですよね?

あくまで目標は格好よく太ること。単に食べて寝るだけでは不健康な肥満体になってしまうから、トレーニングは必須。

短時間に筋肉に高い負荷をかける無酸素運動のメニューが中心です。ジムに通ってマシンを使うのが効率的ですが、自宅で行う場合は、自重トレーニングでもOKです。

──宅トレは具体的に何をすればいいですか?

基本は「腕立て伏せ」「スクワット」です。腕立て伏せは腕と肩、腹筋まわり、スクワットは太ももとお尻といった大きな筋肉を効率よく鍛えられます。それぞれ20回×3セット。20回でちょうど限界を迎えるように、わざと動作を遅くするなどして負荷を調整してください。

自宅では難しいかもしれませんが、鉄棒のある公園などで「懸垂」をするのもおすすめ。腕と背筋を鍛えることができます。こちらは10回×3セットを目標にしてください。トレーニングの頻度は週2回、早く効果を感じたいなら週3回行ってください。

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