就活で「強みがない人」が自己PRを考えるコツ 3つの方法で「自分の売り」を見つけ出そう

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自分の魅力をとにかく全方位からランダムに考える、調査する。これが「360度分解法」です。自分で考えたものだけでなく、他人にリサーチすることで、自分の思いもよらない魅力が見つかることもあります。

「仕事がゆっくり」は短所か、それとも長所か?

もともと人間は自己を客観視することは難しく、どうしても「自分バイアス」がかかってしまいます。

私も編集者の仕事をしていて多くの著者の方の話を聞く機会がありますが、とても面白い話や価値のある話であっても、著者の方にとっては当たり前すぎて著者自身は魅力に感じていないことがよくあります。私たち編集者はそういう価値の原石を見つけて磨いて、それを伝えていく仕事をしています。

当人には当たり前すぎて価値の原石に見えないことがよくあるので、第三者の話を、意見を聞くことが大切です。

Aさんの場合、こんなことがわかりました。

知人からの意見
「話をよく聞いてくれるので話しやすい」
「お願いするとまずイエスと言ってくれるので頼みやすい」
「仕事がゆっくりなところがある」
「丁寧に仕事してくれる」

一方で、Aさん自身が考えた自分の魅力はなかなか出てこなかったんですが、無理やりでもいいからと言ったところ遠慮がちにこのようなことが出てきました。

「スポーツ全般には結構詳しい。スポーツを入り口にお客さんと話をすることがよくある」
「仕事をすることは好き」
「話すのは苦手だけど、人の話を聞くことは好き」

ここに出てきたことがAさんの仕事での魅力になります。

次ページ短所は長所になり、逆に長所が短所になる
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