1000円超の「サラダ専門店」に男性も通う理由 コロナ禍でも増収のクリスプ・サラダワークス

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客を引き寄せているのは目新しさだけではない。野菜は契約農家から取り寄せており、クルトン、ハム、チキン、ドレッシングなどはほぼ自家製。宮野氏の「心を込め、手間暇かけている味はほかのもので代用できない」というポリシーからだ(撮影:今井康一)

同店では接客マニュアルはなく、そうしたデータをもとに実際の接客をどのように行えばよいかは、それぞれのスタッフに任されている。

「スタッフには、『人に心を開くことが大切』と伝えています。お客様はこれから友達になるかもしれない人だから、勇気を出して話しかけてほしい。また、友人に対するのと同じように気づかうこと。この2点です」(宮野氏)

実際に店舗を観察してみると、ランチの時間をやや外れていたこともあり、中にいる客の姿は非常に少なかった。その分、1人ひとりの客に余裕を持って対応していたようだ。コロナでテイクアウトやデリバリーが増えているということもあるが、もともとイートイン率は2割程度と低いのだそうだ。

今後の展開としての新たな取り組みは

また事前注文およびキャッシュレスシステムは、今のコロナの状況でも功を奏したようだ。

現在の売り上げは月間で約1億円。昨年オープンした新店の売り上げを含めると1割程度増収だという。具体的には、リモートワークによりオフィス街にある店舗など、一部店舗では影響を受けて8割程度に減収したものの、代わりに住宅地にある駒沢店や吉祥寺店での売り上げが伸びたということだ。

今後の展開として新たに考えているのがサブスクリプションサービスだ。

「サブスクリプションは、購入後の満足度も測ることができる優れた仕組みです。例えば、月に3回までで3000円などとし、配送料無料にする。店にすれば、今月の売り上げを気にしないで済みます。また、忙しいとメニューを選ぶのも面倒という人も多いんです。そうしたお客様のニーズにもマッチしますね」(宮野氏)

今年中には試験導入を目指すという。今、リアル店舗での客との接点は少なくなっていく流れにあり、オンライン上での距離を縮めていくのが今後の課題。こうしたアプリでの情報提供や、ニーズを取り入れたサービスをさらに充実させていく必要があるだろう。

圓岡 志麻 フリーライター

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まるおか しま / Shima Maruoka

1996年東京都立大学人文学部史学科を卒業。トラック・物流業界誌出版社での記者5年を経てフリーに。得意分野は健康・美容、人物、企業取材など。最近では食関連の仕事が増える一方、世の多くの女性と共通の課題に立ち向かっては挫折する日々。contact:linkedin Shima Maruoka

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