「大切な人との別れ」が辛い人に伝えたい7名言 深い悲しみと向き合っていくためのアドバイス

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●2月7日
暗くなれば、星が見える。
――チャールズ・ビアード(アメリカの歴史家)

星を見るなら、寒く長い冬の夜が一番。生命にかかわる危機――自動車事故や天災、大病――を乗り越えた人は、人生観の変化を語ります。愛する者を失う悲しみも同じこと。耐えぬいた暁には、本当に大切なことが見えるようになるのです。

『別れを癒す、365日のことば』(KADOKAWA)書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

娘を亡くして数年後、わが家に泥棒が入り、先祖代々受けつがれてきた骨董品と結婚祝いの銀食器のセットが盗まれました。

もちろん家族一同、動転しましたが、すぐに私の口をついて出たのはこんな一言でした。「でも、たかが物じゃない?」。

娘の死の前に泥棒に入られていたら、これほど落ち着いていられたかどうか。それは知る由もありませんが、おそらく大騒ぎしていたんじゃないかと思います。

冬の星はただはっきりとではなく、より美しく輝いて見えます。いにしえの船乗りは星を頼りに海を渡りました。喪失の経験は本当に大切なことを示すだけでなく、私たちがいまどこに立ち、どの方角を目指せばいいのかを知る手がかりなのかもしれません。

漆黒の闇のなかでも、見上げれば星が見える。
マーサ・ヒックマン 作家

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Martha Whitmore Hickman

マサチューセッツ生まれ。マウント・ホリヨーク大学大学院を「ファイ・ベータ・カッパ」(全米最優秀学生友愛会)会員として修了。妻、母、祖母、ときに編集者、教師として、さまざまな顔を持ち、その経験を創作活動に生かした。著者多数。

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