マスク下で進む「顔面のたるみ」に対抗するコツ 誰でもできる1分の「顔面整頓」でたるみを解消

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◎ほおの内側をつい噛んでしまいがちなら、たるみのサイン

ほおの内側を噛みやすいなら、ほおの筋肉がたるんでいることのサインです。ほっぺたは、外側は皮膚で内側は粘膜。その間に挟まれているのが、頬筋(きょうきん)という表情筋です。頬筋が使われなくなるとほっぺたはゆるみますが、それは外側だけではなく内側も同じこと。頬筋がゆるむことでたるんで下がり、ほおの内側を噛みやすくなってしまうのです。

◎「怒ってる?」と聞かれがちなら、たるみのサイン

怒っていないのに「怒ってる?」と聞かれるなら、それは表情筋がこわばっている可能性があります。怒っていないのに怒っていると見られてしまう人の多くはたいてい、口元がへの字でほうれい線がくっきりついていて、眉間にシワが寄っていて、目がきちんと開いていません。反対に、表情筋をしっかり使えていれば、口角は上がり、目はくりっと見開いて頬はもちあがった状態。怒ってるように見られるなら、それは顔のパーツがどれも「下がってきた」証拠かもしれません。

◎口の開けづらさは、要注意!

「マスクをするようになってから口が開けづらくなった」と私のもとに駆け込んでくる人が増えました。マスクをすることで、ゴムに圧迫されて耳周りの血流が低下し、すぐ近くの顎関節周辺の血流低下が起こります。すると、物を噛むときに働く咬筋をはじめとする咀嚼筋などのこわばりにつながり、結果、顎関節のトラブルを引き起こすこともあります。

マスクによるたるみはマスク内で解決しよう

年齢を重ねた肌には、やっていい美容とやってはいけない美容があります。20代ならやってOKなものが、40代、50代では余計やしわやたるみにつながり危険なものも。

さぁ、あなたもマスクの中で、まずはこれをやってみましょう。

(出所)『年齢たるみが1分で解消! 顔面整頓』(サンマーク出版)
◎ほおがすっきりする!「ベロベロ3秒往復」
『年齢たるみが1分で解消! 顔面整頓 』(サンマーク出版)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら

1.姿勢を正して座り、口を閉じた状態で、一番奥の奥歯から、反対側の奥歯まで歯茎をなめるように、舌を左右に動かします。

2.左右に3往復、上の歯、下の歯をそれぞれで行います。
POINT:少し舌が疲れてくるくらいの回数が理想。

3. 往復で疲れないときには10往復まで増やしてOK

「あれ?たったこれだけ?」と思っても、やりすぎだけはNG。顔面整頓は、「ちょうどいいから最高に効く」お顔のトレーニングです。

かとうようこ 鍼灸師

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Yoko Kato

1960年札幌生まれ。関西学院大学卒業。治療室クリスタ院長、クリニカルボディセラピー協会会長。中医学博士、中医薬膳研究家、カイロプラクター。幼少時より悩まされていた原因不明の体調不良が鍼灸治療によって回復した経験から、鍼灸師の道へ。2003年東京日本橋に治療室クリスタを開院。以後、鍼灸、カイロ、気功などを組み合わせ「自分自身が受けたい治療」を提供し続けている。近年は全国各地より講師として招かれ、業界の発展にも大きく貢献。2008年にはブラジルでの鍼灸普及活動が認められ、同国政府よりコメンダドール(伯爵)の称号を授与された。

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