マスク下で進む「顔面のたるみ」に対抗するコツ 誰でもできる1分の「顔面整頓」でたるみを解消

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マスクの下で起こっている意外なこととは?(写真:USSIE/PIXTA)
収束の兆しが見えない新型コロナウイルスの感染拡大で、当分続くことが予想されるマスク生活。今やなくてはならないものの1つとなったマスクですが、マスク生活には意外な盲点があります。
それは、顔のたるみを助長させてしまうこと。「隠せるから」と気がゆるんで日々過ごすうちに、顔もしっかりゆるんでいる――そう警鐘を鳴らすのは、『年齢たるみが1分で解消! 顔面整頓』の著者でカリスマ鍼灸師のかとうようこさん。ご自身も60代で「年齢たるみ」を徹底追求してマスクしたままできる「顔面整頓」の手法にたどり着きました。

隠している間に「表情筋」は衰え続けている!?

「どうせ、マスクだし」

そう思ってしまう自分がいませんか?

新型コロナウイルスの感染拡大で、マスクは生活必需品となりました。メイクはほどほどでいいし、息苦しさも慣れてしまえばまぁこんなものか、と、マスクが当たり前になりつつある現在。

ですが私は、「ちょっと待った~~~!」と声を大にしてお伝えしなければなりません。鍼灸師として東京日本橋に開業して18年、10万人以上の女性たちの顔を最小限の鍼を使って引き上げてきた私には、気になって仕方がないことがあるのです。

それは、「マスクの下で絶賛進行中のたるみ問題」です。

マスクの下で起こっていること、それは、「表情筋」の動きの大幅な減少です。マスクを身に着けると、物理的に口を大きく開けることがむずかしくなり、話す際にはあまり口元を動かさずに話すようになります。そもそも、学校の休校や企業に広がるリモートワークや会食の減少で、これまであたりまえだった「人と会い、話す」が大幅に減少してしまいました。

2020年春先の自粛期間が明け治療にいらっしゃった常連の患者様で、自粛期間中一人暮らしのために自宅でほとんど誰とも話さなかった男性がいました。彼は表情筋が明らかに衰え表情が乏しくなっているばかりか、声を出す筋肉も衰え、話始めるときにかすれて声がうまく出ない状態でした。日常生活で「話す」だけでも、人はふだんいかに表情筋を使っているかを痛感したものです。

誰だって、自分のたるみを直視するのはつらいこと。でも、マスクがデフォルトとなってしまうことで、「見ないこと」にしてしまうほうがもっとこわい! というのも、こんな症状は「年齢たるみのサイン」だからです。思い当たることはありませんか?

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