2020年に超売れた「スティック掃除機」ベスト3 「ダイソン」が大きく重たいイメージを一新

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このため、取り回しもラクラクで、片手で自在に掃除ができる。ヘッドを変えて高い部分を掃除するときでも、片手でさっと持ち上げられるのだ。さらにクリーナーヘッドも小型になっているため、棚やベッドの下にも入れやすく、家具の奥も掃除しやすい。

軽量モデルのため、モーターパワーはV11と比べたら弱いが、家庭内のチリ、ホコリの吸引ならまったく問題のないレベル。本体が軽いため、こまめに掃除機をかけても負担が低いのもポイントだ。

ただし、注意点が1つ。「Dyson Micro 1.5kg」はこれまでのトリガースイッチではなく、本体上部にオンオフボタンを配置する形に変更されているのだ。このため、これまでのダイソンのスティック掃除機のようなこまめなオンオフがしにくくなっている。従来モデルから買い換える場合は使い勝手に注意したい。

髪の毛を確実にキャッチし、巻きつかせない掃除機

掃除機を使ううえでのストレスの1つに掃除機自体のメンテナンスがある。中でも最も面倒なのがヘッド内のローラーに巻きついた髪の毛やペットの毛の除去だ。定期的に行わないとゴミの吸い込みが悪くなったり、ローラーが正しく回転しなくなる。そうなったときはローラーを外してハサミで切る必要がある。

パナソニック「パワーコードレスMC-SBU840K」実勢価格7万6800円(写真:パナソニック)

長い毛がローラーに巻きつく問題を解決したのがパナソニックの「パワーコードレスMC-SBU840K」だ。

ヘッド内に新開発のからまないブラシを搭載。円錐形の2本のブラシで構成されていて、ヘッドの中央部分にわずかなすき間が空いた構造となっている。

このため床に落ちていた長い毛はローラーに巻き付いたあと、中央部分に少しずつ移動し、最後には本体内部に吸い込まれるというわけだ。

実際に髪の毛や長い糸などで吸引テストをしてみたが、ほとんどブラシには巻きつかなかった。ロングヘアの家族や長毛種のペットがいる家庭にとくにおすすめだ。

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