「一生許されない人」「OKな人」謝り方、6つの差 挽回できる「完璧な謝り方」知ってますか?

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「謝罪顔」ができない人の特徴としては、「ふとした弾みに笑っているように見える」「態度が大きく、反省しているように見えない」などがあります。

そういった人には、「頭のてっぺんから、足のつま先まで『とにかく申し訳ない』という気持ちになりきる」ことが大切とお伝えしています。

例えば、次のようなことに注意してみましょう。気をつけるべきポイントは山ほどあります。

【謝るときの態度・しぐさ・服装】
・目を「見開く」のではなく、「伏し目がち」にする
・アゴを上げて発言すると横柄な印象になるので、アゴは「引き気味」に
・よどみなく早口で謝罪するよりも、「絞り出すように」言葉を発する
・テーブルに肘をつかない
・記者とは「適度な距離」を確保する
・「派手にならない服装」にする など

「謝罪」は軽視できない「奥の深いスキル」である

コミュニケーションの要諦は「自分が何を言ったか」ではなく「相手がどう受け止めるか」です。

日本ではコミュニケーションについて戦略的に振る舞うと、「狡猾だ」「あざとい」という言い方をされてしまい、その「技術」を軽視する傾向があります。

しかし海外では、どのような表情やしぐさをすればコミュニケーションがうまくいくのか、「大学の学問」として「エビデンス」を積み重ねながら真剣に研究されている分野です。

ボディーランゲージの専門家が大勢いて、1つひとつのしぐさを観察し、「どんな意味があったのか」「どんな意図があるのか」を分析されてしまいます。「髪型」から「服装」「表情」「手の動き」「姿勢」まですべてを計算して、「相手に与える影響」を予期し、十分な準備をする必要があるのです。

たとえ間違いを犯しても、「美しい謝罪」によって、許され、再び受け入れられる人がいる一方で、「醜い謝罪」をする人は、長い間そのツケを払わされることになります。そういった意味で、「謝罪」は実に奥の深いスキルであり、その「技術」を軽視することはできません。

話し方を変えれば、人生が変わりますが、「正しい謝り方」も、話し方の重要なスキルです。皆さんも、ぜひトラブルや失敗を最小限で食い止められる「正しい謝罪の技術と話し方」を身に付けてくださいね。

岡本 純子 コミュニケーション戦略研究家・コミュ力伝道師

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おかもと じゅんこ / Junko Okamoto

「伝説の家庭教師」と呼ばれるエグゼクティブ・スピーチコーチ&コミュニケーション・ストラテジスト。株式会社グローコム代表取締役社長。早稲田大学政経学部卒業。英ケンブリッジ大学国際関係学修士。米MIT比較メディア学元客員研究員。日本を代表する大企業や外資系のリーダー、官僚・政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチ等のプライベートコーチング」に携わる。その「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれる。2022年、次世代リーダーのコミュ力養成を目的とした「世界最高の話し方の学校」を開校。その飛躍的な効果が話題を呼び、早くも「行列のできる学校」となっている。

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