コロナ禍でも黒字確保「コメダ珈琲」のすごみ

赤字転落のスタバになかった「3つの強さ」

FC店が9割超を占めるコメダ。座席間隔の広い郊外店が多くコロナ禍でも健闘した(記者撮影)

まさに「独り勝ち」と呼べる決算だった。

12月に入り、カフェチェーン各社の中間決算(スターバックスコーヒージャパンのみ本決算)が出そろった。コロナ禍の影響を受けても黒字を確保できたのは、3位のコメダ珈琲店のみだった。カフェ大手4社のうち、残りの3社は赤字転落を余儀なくされた。

カフェチェーン大手を店舗数の順に並べると、首位がスターバックスコーヒー(9月末1601店舗)、2位がドトールコーヒー(11月末1088店)、3位がコメダ珈琲店(11月末902店)、4位がタリーズコーヒー(4月末747店)だ。

緊急事態宣言下の4月、5月は人々が外出を控え、以降もテレワークの浸透や大規模イベントの開催中止が続き、カフェチェーンへの客足にも深刻な影響を与えた。当然、コメダ珈琲店も大きな打撃を受けた。

運営元のコメダホールディングスは、2020年中間期(3〜8月)の売上高が前年同期比12.1%減の134億円、純利益が前年同期比39.8%減の16億円と大幅に減少したものの、黒字にとどまった。競合他社がかつてない赤字に陥る中、コメダだけ踏ん張ることができた要因は3つ挙げられる。

コメダは店舗の95%がフランチャイズ

1つ目は運営方法の違いだ。飲食店の運営スタイルは大きく直営店とフランチャイズ(FC)店に分けられる。直営店の場合は物件や従業員を本社が確保して、すべて本社の指示のもとで運営するのに対し、FC店を運営するのはフランチャイジーとなる個人や法人だ。FC店における本社の役割は、食材を卸したり店舗運営を指導したりといったレベルにとどまる。

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