55㎡家族6人「家のタオルは32枚」と決める理由 「家にあるものはすべて1軍」で快適に暮らす

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家にモノが多くても「工夫次第でゆとりを感じながら快適に暮らすことはできる」といいます(写真:『狭い家でも「ゆとりある暮らし」は仕組みが9割』より/撮影:塩谷隆三)
広島で55㎡の3DKの賃貸アパートに家族6人(夫婦+高校生から小学生までの子ども4人)で住む整理収納アドバイザーの上山広美(みくろママ)さん。

彼女はミニマリストではなく、家にはモノが多いそうです。しかし、「工夫次第でゆとりを感じながら快適に暮らすことはできる」といいます。

本稿では上山さんの著書『狭い家でも「ゆとりある暮らし」は仕組みが9割』から一部を抜粋しお届けします。

これをいったん捨てたとして、買い直しますか?

整理収納アドバイザーとして世界的に有名な近藤麻理恵さんは、モノを捨てるかどうか判断するときに”ときめき”を基準にとおっしゃられています。もちろん”ときめき”もいいですが、それでは判断が難しいという声をよく耳にします。

そういった場合は、「いったん捨てたとして、これを買い直しますか?」と自分に問いかけてみてはいかがでしょうか。これはメンタリストのDaiGoさんがある書籍で紹介されていた「買い直し思考」と呼ばれるものです。

大量の衣類の前で、「どれを捨てるべきか、捨てざるべきか……」と考え始めると、”現状維持の法則”が働いて、「お気に入りではないけどまだ着られる服」を残してしまいがちです。「自分が所有しているモノではなく、今から手に入れるモノ」と思考の変換をすることで、本当に自分にとって必要かどうかを見極めることが容易になります。

試しにクローゼットの前に立ってみましょう。お気に入りのショップにいると想像してください。そして、お金を出しても買いたい服だけを選んでみましょう。もしくは、いったん捨てたとして、コレを買い直すかどうか……と考えてみましょう。買い直したくないものは、すでに役目を終えて手放してもいいモノなのかもしれません。

私が主宰している片づけ塾の生徒さんたちも、この問いかけで変わる方が多いのです。なかなか捨てられないモノ、ありますよね。「捨てるモノ」を選ぼうとするより、「買い直すぐらい大事なモノか?」と自分に問いかけて、選び取りましょう。

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