55㎡家族6人「家のタオルは32枚」と決める理由 「家にあるものはすべて1軍」で快適に暮らす

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「適量を持つ」ためには、「適量のモノサシづくり」が必要です。これには2つのモノサシがあります。1つは、「ライフスタイル」に合わせて数値化する。もう1つが、「スペース」に合わせて好きなだけ持つ。

まず、「ライフスタイルに合わせて数値化」する方法からご説明していきましょう。

わが家のタオルは32枚

家族の人数、洗濯頻度、買いものの回数、1週間の仕事の日数など、ライフスタイルに合わせてモノの適量、必要最低量を数字で「見える化」します。

これは、タオル、下着類や日用品のストックなどの管理に向いています。
例えば、「わが家のタオルは32枚」と決まっています。この数にはちゃんと理由があります。

わが家は6人家族で、1日にフェイスタオルを入浴用に6枚使います。トイレ、洗面所、キッチンのタオル3枚は毎日交換します。予備として1枚。合計10枚あれば、1日が回ります。毎日洗濯しますが、乾燥機がないので翌日分の10枚が必要です。ということで、合計20枚あれば、わが家は普通に生活ができます。

それに加え、子どものプール用のキャラクターのタオルを、4人それぞれに2枚ずつ、全部で8枚持っています。また、部活用のタオルを4枚。以上で32枚。これがわが家のライフスタイルに合わせたタオルの適量です。雨続きで洗濯物が乾かない時季などは、「コインランドリーも自分の家の延長」だと思っているので、そのときはお金を出してコインランドリーで乾かします。

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このように、タオルや日用品のストックは数字を出しやすいので、最初に手をつけるのにオススメです。

ここまで読んできて、「厳しすぎる……」と思われた方もいるかもしれません。

確かに、すべてのモノを必要最低枚数にすると、心のゆとりがなくなって楽しくないですよね。そのため、お片づけ訪問サポートでは、「自分がときめくモノは、スペースに合わせて持ちませんか?」とお伝えしています。これが、もう1つのモノサシ「スペースに合わせて好きなだけ持つ」方法です。

洋服や靴やアクセサリー、趣味のコレクションや本などはたくさん持ちたい。とはいえ多すぎると手に負えなくなってしまいますので、スペースを決めましょう。子どものおもちゃなども、スペースに合わせた持ちかたを意識していただきたいです。

例えば、服を買うときは、今持っている洋服とてんびんにかけてみましょう。今ある服を手放しても欲しいですか? 迷うときは諦める。今現在の自分が好きな洋服だけを選び取り、”クローゼットを更新していく”というイメージです。

上山 広美 整理収納アドバイザー

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整理収納アドバイザー。お手伝い共育ファシリテーター認定講師。美心家塾塾長。広島県在住。高校生から小学生までの三男一女の母。

賃貸55m2の3DKに家族6人で快適に暮らす「整理収納術」をSNSなどで公開。たちまち注目を集め雑誌やテレビなどでも多数取り上げられる。

整理収納セミナーや講演のほか、お片づけ共育セミナー、新築収納プランニング、個人宅から企業までの整理収納訪問サポート、引越しアドバイスなど幅広く行なう。個人サポートは3カ月先まで予約が取れないほど人気。

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