「世界最高の雑談力」大人が極めたい6つの質問 「ど」力を磨けば、誰でも会話が楽しくなる!

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「Why」「Which」「How」の場合は、次のような質問です。

⑤Why――どうして
(例)
どうしてこれが人気なんでしょう?」
どうしてここにいらっしゃったんですか?」
どうして、こんなことになったんでしょう?」
 
⑥Which――どれ、どっち、どちら、どの
(例)
「犬と猫どっちが好きですか?」
どれがいい?」
どの国に行きたいですか?」
どちらのメーカーの製品をお使いですか?」
 
⑦How――どう、どうやって、どうしたら、どのように
(例)
◎「最近、調子はどうですか?
◎「どうしたらいいと思う?
どうやってやったの?」
どのような点がいいと思いますか?」
 

「『ど』×『6W1H』」で質問は無限に湧いてきます。

とくに、いま紹介した中で、◎印をつけた「どう思う?」「どんな〇〇が好き?」「どうしたい?」「どこの出身?」「調子はどう?」「どうしたら?」の6問さえ覚えておけば、5分、10分の会話は難なく切り抜けられるでしょう。

といっても、ただ質問を投げ続けるだけでは、対話にはなりませんから、「質問→聞く→質問→聞く→時々自分の話をする」といったサイクルを回していくのがおすすめです。

「ど力」を極めて「質問上手」に

一方的に話す人に対しては、「自分が聞きたい話にまつわる質問」をすれば、話をシフトさせることができ、延々と興味のない話を聞かされつづけなくてもよくなります。

どうですか? みなさんは「どんな質問」ならしやすそうですか?

いまなら、「年末年始はどのように過ごす予定ですか?」など、「ど」だけで、質問は無尽蔵に湧き出てきますよね。

ぜひ、みなさんも「ど力」を極めて、「聞き上手」になり、「世界最高の雑談術」を身につけた「雑談の達人」になってくださいね。

岡本 純子 コミュニケーション戦略研究家・コミュ力伝道師

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おかもと じゅんこ / Junko Okamoto

「伝説の家庭教師」と呼ばれるエグゼクティブ・スピーチコーチ&コミュニケーション・ストラテジスト。株式会社グローコム代表取締役社長。早稲田大学政経学部卒業。英ケンブリッジ大学国際関係学修士。米MIT比較メディア学元客員研究員。日本を代表する大企業や外資系のリーダー、官僚・政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチ等のプライベートコーチング」に携わる。その「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれる。2022年、次世代リーダーのコミュ力養成を目的とした「世界最高の話し方の学校」を開校。その飛躍的な効果が話題を呼び、早くも「行列のできる学校」となっている。

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