「心が折れる」という人と考えてみたい"心の形"

実際のところ、心はどういう形をしているのか

「心がはずむ」「心にふたをする」など、さまざまな表現を耳にしますが……(写真:iStock/Tony Studio)

あるときから「心が折れる」という表現をよく耳にするようになった。目標に向かって頑張っていたのに、障害にぶつかって意欲がなくなったり、諦めたりすることを指しているようだ。

「心の形」とは?

この言葉を初めて聞いたときに、私は素直に「えっ、心って棒状だったんだ?」と思ったのを覚えている。一般的に「心」と言われて思い浮かぶのは“ハートマーク”で、それは平面か、あるいは少し膨らんだ立体の状態で描かれるのが普通だ。だから、「心が割れた」なら平面だろうし、「心が砕けた」なら立体なのかなと思うが、「心が折れた」となると、実は心は棒状だったということになる。しかし、実際のところ、心というのはどういう形をしているのだろう。

心にまつわる表現の中には、「心がへこむ」という表現もある。棒状でかつ、へこむ。ということは、パイプ状の形をしているのだろう。中は空洞なのだろうか。「心を開く」「心にふたをする」という表現もあるから、中に何かを入れられて、閉じ込められる形状をしているのかもしれない。筒状の容れ物ということだろうか。

ほかにも「心がはずむ」という表現もある。はずむということは、ゴムのようなものでできているのだろうか。言われてみるといつまでも心がへこんだままの人はあまりいないので、よほどゴムが劣化しない限りは元に戻るのだろう。前述の「心が折れる」というのも、もしかしたら過度なストレスによってゴム状の素材がカチカチに劣化した先で起こる現象なのかもしれない。「心がはずむ」以外にも、「心が揺れ動く」なんて表現もあるから、やっぱり心は元々は柔らかくて弾力のある素材に違いない。

そういえば「心をわしづかみにされる」なんて表現もある。なるほど。筒の直径は手で握れるくらいなのだろう。誰の手のサイズを基準にするかで違ってくるが、成人男性の平均的な大きさから考えても、せいぜい直径10㎝以下くらいだろうか。

次ページ「心が晴れる」という表現も
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
  • 井手隊長のラーメン見聞録
  • iPhoneの裏技
  • 住みよさランキング
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
三菱重工と日立 「統合」破談から<br>10年 製造立国の岐路

10年前に統合構想が破談になった三菱重工業と日立製作所。その後両社は対照的な道を歩み、2009年に伯仲していた時価総額は今や日立が大きく上回っています。本特集では明暗が分かれた三菱重工と日立を主軸に、製造立国・日本の生きる道を探りました。

東洋経済education×ICT