日本で「オンライン教育が進まない」本当の理由 海外よりIT技術が遅れているわけではない

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ちなみに「日本は技術が遅れているのでオンラインラーニングの導入が進まない」と言い張る人が多数いますが、日本の技術はまったく遅れていません。システムを学校に導入していないだけです。システムを導入するのは難しい話ではなく、通信インフラはモバイル通信でも十分ですし、クラウドの既存パッケージも大量にありますので、お金を払えばいいだけです。

そもそもオンラインラーニングには大した技術はいりません。GoogleドキュメントやLINEなど無料ツールの組み合わせで十分です。事実、イギリスではそんな感じです。

「欧米の学校は自由」という妄想

「日本の学校には自由がなく、欧米の学校は自由だ」とよく聞きます。ここでいう「欧米」とは一体どこのことなのか。よくわかりませんが、海外の学校だから日本と違って自由だ、とするのは正直なところ大間違いです。

たとえば意外かもしれませんが、アメリカでもイギリスでもカナダでも欧州でも、私立や公立の厳しい学校は制服があります。イギリスの場合、私立であればほぼ100%、公立でもほぼ100%に近い割合で、幼稚園から高校まで制服があります。特に私立の有名校や学業成績優秀校は、日本ではドン引きするレベルで服装規定が厳しいのです。 カバンから靴やネクタイ、靴下まで全部指定されています。

それどころか4歳や5歳の幼児でも、服装や髪形に関して先生が毎日のようにチェックする。少しでも規定に合っていないと、親に注意の手紙が届いたり呼び出されたりします。着こなしにもきっちりとルールがあり、「登下校の際には帽子をかぶる」「ジャケットは必ず着用」というように厳しく定められています。

しかも制服自体もかなりフォーマルなスタイルで、4歳や5歳でも大人用のスーツを子どもサイズに小型化したものや、ウールのジャケットを着ることもあります。ネクタイだって簡易なものではなく、大人と同じように自分で結びます。それを4歳の子どもがやるのです。

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