株主優待で生きる「桐谷さん」のスゴすぎる日常 趣味も健康も友達も「優待」で手に入れた

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ちなみに、私は優待券を使うために自転車であちこち出歩くことが増えました。そのおかげで脚力が強くなり、スポーツクラブのルネサンスに優待券を使いに行くという「月曜から夜ふかし」のロケで反復横跳びをやったら、なんと57回もできて「20歳の体力です」と言われました。

優待仲間をつくれば、良質な情報が入ってくる

優待株をやっていると、新しい仲間もできます。かつては将棋の世界しか知らなかった私ですが、今は優待株投資を通して若い女性の友人も増えました。

ではどうやって知り合ったかというと、方法は簡単です。インターネットで優待株について情報発信をしている人に、コンタクトすればいいのです。

私がざっと調べた範囲では、株関係のブログをやっている人は、1万人超。うち、株主優待について書いているのは約1割。つまり1000人以上いる計算になります。

もちろん、なかには間違った情報を垂れ流している人もいますが、人気ブログランキングの上位に入ってくるようなものは読んでいて役に立ちます。

それに、SNS上に投稿しているような人は、もともと情報発信するのが大好き。タダで人にものを教えることを厭いません。コメント欄に質問を寄せたりすれば、たいてい丁寧に答えてくれます。個別にメールでやりとりしてくれる人もいます。

あなたも思い切って、そういう人たちと友だちになってみてはどうでしょう。

私は年に数回、ネットで知り合った仲間とリアルな場での飲み会を設けています。優待券を使える飲食店を選び、おいしいお酒とつまみを前に楽しく情報交換しています。

『桐谷さんの株主優待のススメ』(祥伝社)。書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします

こうした場では、いろいろおトクなヒントがもらえます。例えば、優待券はものによっては金券ショップで高く売れますが、「どこの金券ショップが割がいいか」といったことも教え合っています。使い切れない優待券を交換したりもできます。

こうした仲間を増やすには、企業の投資説明会などに参加するのもいいでしょう。今、企業はどこもIR活動(投資家向け広報活動)に熱心で、個人投資家向け説明会を頻繁に開いています。たいていお土産付きで無料ですから、リタイア後で時間がある人にはうってつけです。

ネットなどで開催情報について調べ、積極的に参加し、そこで隣り合わせた人に「優待株はやっていますか」と声をかけてみましょう。「YES」であれば、すぐに会話も弾むでしょう。

つまらない遠慮はいりません。これからの生活を充実させるために、優待株投資の世界を満喫している人々に、どんどん近づいていきましょう。

桐谷 広人 365日株主優待で暮らす株主優待家

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きりたに ひろと / Hiroto Kiritani

プロ棋士七段。現役時代は「コンピューター桐谷」の異名を持つ。1984年、東京証券協和会将棋部の師範をしていたことをきっかけに、株と出会う。1949年10月15日、広島県竹原市生まれ。

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