株主優待で生きる「桐谷さん」のスゴすぎる日常 趣味も健康も友達も「優待」で手に入れた
その結果、値上がり益を狙っていた頃とはまったく別の、懐も心も豊かで安定した株主生活を送ることができています。
優待は知らない世界へ連れ出してくれるパスポート
私は優待だけで生活に必要な衣食はまかなっています。いわば、365日株主優待生活をしているわけです。
「優待に合わせて生活していると、振り回されませんか?」と、よく聞かれます。
確かに私の場合、あまりにも受け取る優待券が多すぎて、「期限までに使わなくちゃ」と焦るといういささか本末転倒にも思えるような事態に陥ることがあります。
でも、それは嫌なことではありません。私にとっては、実に楽しい作業なのです。
「○○の優待は今月末で切れるから、金曜日に行っておこう。池袋に行くんだから、ちょうどいい。駅前のドトールで優待券を使ってコーヒーでも飲んでこよう」
こうして外出の計画を立てていると、ボケている暇などありません。
それに私は、優待株をやるようになって世界が何倍にも広がりました。優待の中には、カタログから好きなものを選べるものもあります。そこには、これまでまったく買わなかった分野の品もあり、眺めているだけで興味がそそられます。
豪華エステも、優待によってはじめて経験しました。私はたいていいつも1人ですが、夫婦であれば2人一緒に仲良く同室で施術してもらえます。
新しい町にも行くようになりました。松竹という映画配給会社の優待をもらえたので検索すると、MOVIXという映画館が埼玉の川口市にあることがわかりました。
しかし、私は川口には行ったことがありません。どうせならより多く元をとりたいので調べてみると、洋服や靴の買えるアルペンという企業のアウトレット店があるし、コロワイドという会社の優待が使える銀豚というおいしいとんかつ屋もあります。それ以来私は、たびたび自転車で川口を訪ね、あれもこれもと楽しんでいます。
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