嵐「非エリート集団」が国民的支持を得た理由

活動休止発表後「ネット進出」加速、後輩に先鞭

大晦日の無観客ライブ配信のニュースはスポーツ誌の1面を飾った(編集部撮影)

嵐の活動休止まで、あと1ヶ月となった。また1組国民的グループが表舞台から去ることに、ファンならずとも寂しく感じる人もいるはずだ。

特に今年に入ってからのコロナ禍で、彼らの去就にさらに注目が高まった印象がある。五輪が延期になる中で、彼らも活動休止を延期するのか、それとも予定通り休止期間に入るのか、議論を呼んでいた。

最終的には予定通り活動休止に入るという結論に至り、先日、大晦日に無観客の生ライブ配信を行うという発表がされた。

最後の瞬間まで注目を集め続ける嵐というグループは、なぜ国民的支持を獲得することができたのか?そして活動休止発表からの現在まで2年近くの間に、何を残そうとしてきたのか?今回は、特にその点に注目してみたい。

デビュー前から「Jr.黄金期」を牽引

相葉雅紀、松本潤、二宮和也、大野智、櫻井翔の5人からなる嵐は、1999年11月に「A・RA・SHI」でCDデビュー。これに先立つグループ結成とデビューの発表は、直前の9月にハワイの客船上での記者会見で行われるという華々しいものだった。それを見ても、彼らのデビューが期待されてのものだったことがわかる。

その背景には、当時の「Jr.黄金期」があった。

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「Jr.黄金期」とは、1990年代後半にジャニーズJr.が爆発的な人気を博した現象を指した言葉だ。ジャニーズではまだCDデビューしていないタレントを一般に「ジャニーズJr.」と呼ぶ。

そのジャニーズJr.が単独でドームコンサートを開催し、テレビでは「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)など音楽番組はもちろんのこと、冠バラエティ番組を複数持つなど大ブームを巻き起こした。

それまでも少年隊などCDデビュー前に人気だったケースもないわけではない。だがジャニーズJr.全体が人気になったという点で、「Jr.黄金期」はジャニーズ史上類を見ないものだった。そしてそうした時代の到来は、ジャニーズそのものがひとつの文化として世間に根付き始めたことの表れでもあった。

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