際立つV6の「安定感」
今年デビュー25周年を迎え、V6が精力的だ。9月にはメンバーの井ノ原快彦主演ドラマの主題歌を含む『It's my life/PINEAPPLE』をリリースし、オリコンなどの週間チャート1位を獲得。
そしてデビュー曲『MUSIC FOR THE PEOPLE』の発売日にあたる11月1日には、「V6 For the 25th anniversary」と題したコンサートのライブ配信をデビューイベントの会場でもある思い出の地・国立代々木競技場第一体育館から行った。またテレビでは、年に一度の恒例になっているバラエティー特番「V6の愛なんだ2020」が11月3日に放送された。
そんなV6には、ジャニーズの中でも際立った「変わらなさ」の魅力がある。自ら「勤続25年の男たち」と称するように、坂本昌行、長野博、井ノ原快彦、森田剛、三宅健、岡田准一という6人のメンバーは、結成時からまったく変わっていない。そんなV6からは、今や絶対的と言っていいほどの安心感が醸し出されている。
しかし、V6の魅力はそれだけではない。もう一方で彼らは、ジャニーズのパイオニア的役割を担ってもきた。
例えば、いまは当たり前となった感のあるバレーボールの国際大会をきっかけとしたデビューの先鞭をつけたのがV6だった。
グループ名の「V」に「勝利(victory)」などとともに「バレーボール(volleyball)」の意味が込められているように、彼らは1995年開催の「バレーボールワールドカップ」のイメージキャラクターとしてデビュー。「MUSIC FOR THE PEOPLE」は、そのイメージソングだった。そこから、嵐、NEWS、Hey! Say! JUMP、Sexy Zone、ジャニーズWESTとバレーボール国際大会のサポーターの系譜が受け継がれていく。
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