「捨てられない義実家」の大掃除で起きた悲劇 パチンコに消える義父に、キレる義母…

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ゴミをほとんど捨てない義母。大掃除の季節になると、毎年義理実家の大掃除に駆り出されるが……(写真:Fast&Slow/PIXTA)
もうすぐ大掃除の季節がやってくる。大阪に暮らす3人の子どもを持つばたこさんは、毎年義理実家の大掃除に駆り出される。ところが義母はゴミをほとんど捨てない、全ときめき体質。一体どんな大掃除なのか。著書『お義母さん、ちょっと黙ってください くそばばあと私の泥仕合な日々』から抜粋して掲載する。

ゴミのジャッジが非常に厳しい

義実家はべらぼうに物が多い。私が初めて義実家に足を踏み入れた数年前の時点で、一軒家が所持してもいい荷物の量は超過していた。ここ数年間も着々と物は増え続けて、義実家には現在大人2人と犬1匹しかいないのに、大家族がどこかに隠れ住んでいるかと思わす程に物であふれている。大量にあふれる物は棚に入るわけもなく、物の上に物を積み上げるという謎の収納法をとっているので、圧迫感がすごい。片付いているのは飼い犬用のペットケージの中だけ。

義母はゴミ以外のものは残す主義なので、義母がこの世に存在する限り、義実家の荷物は増殖を続ける。そのゴミのジャッジも非常に厳しく、使用済のティッシュ、三角コーナーにある生ごみなど100人いたら100人がゴミと答えるものしかゴミと認めない。

髙島屋の紙袋やお菓子の包み紙は、〝なんかあったときに使う”なのでもちろん在籍メンバー。乾燥したものを包んでいたラップやトイレットペーパーの芯は〝まだなんかに使える〟で在籍メンバー。旦那が小学生時代に使用していた音すらろくに鳴らない鍵盤ハーモニカや義祖父が使い古した股引は〝誰かが使うかもしれへん”なので、こちらも在籍メンバー。義実家に在籍するメンバー手厚すぎる。

ゴミが25軍くらいまであるのに、義母はわが家のゴミまで持ち帰る。「この粉ミルクの缶カンDIYに使えそうやな」とDIYなどできたためしがないくせに、3缶も持って帰っていた。

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