「捨てられない義実家」の大掃除で起きた悲劇 パチンコに消える義父に、キレる義母…

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

私が止めても義母は「お昼の番組でこれをお洒落な照明にしていた」と自信満々だった。面倒くさがりの義母が粉ミルクの缶を照明に変化させられるとは思えないし、億が一そんなことができたとしても、あの家に照らさないといけない場所など存在しない。事実、粉ミルクの缶は義実家を照らすことがないまま玄関に積まれている。

義母はゴミ抱えたがりのくせに、なぜか年末の大掃除は異様に張り切る。嫁いでからは旦那と共に大掃除に駆り出されている。子どもたちを私の実家に預け、私たち夫婦は義実家の大掃除に参加しなければならない。

私は水回りや窓、かろうじて物がない場所を探し一生懸命に掃除をする。そんな私の傍らで義母は「これもいいな」「これは使うな」とあっちからこっち、そっちからこっちに物を移動させる。こんまり先生もビックリの、まさかの全ときめき。ゴミが場所移動しただけ。

「使いきれへんかったら棺桶に」

私は義母の目を盗んで明らかなゴミを袋にまとめて玄関に出した。その数分後「ちょっと! あんた! なんでもかんでも捨てたらいいってもんちゃうで」とゴミを回収してきた。義母は怒ると私をあんた呼ばわりする。怒る権利など持ち合わせていないくせに、憤慨するなんて自分勝手が突き抜けている。

私はそんな量の紙袋は生きている間に使い切れないと反論したけれど、「使いきれへんかったら棺桶にでも入れといて」と私の倍ほどの声量で怒り返してきた。義母のお別れの儀では花の代わりに髙島屋の紙袋が詰められることが決まった。

旦那は庭の草ひきなどの力仕事を強いられている、義父はパチンコに出かけている、義母は私に対してブチぎれ。最悪だった。気持ちは義両親に対する怒りしかないのに、嫁としての義務感だけで私は掃除を続けていた。

次ページ雑誌のファイリングで黙らせようと試みた
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事