7300万人「トランプ支持者」これからどうなる?

早くも24年「再出馬」を期待する声も出ている

11月14日に首都ワシントンで開かれたトランプ支持者の集会。トランプ氏支持の旗が通りを埋め尽くした(写真:筆者撮影)
アメリカ大統領選では、当選確実になったバイデン前副大統領が政権移行に動き出す中、現職のトランプ大統領が開票の不正を理由に敗北を認めない異例の事態が続いている。
その足元を支えるのは「岩盤」と呼ばれる熱狂的な支持層だ。先週末も首都ワシントンに数千人が集結して、トランプ氏の旗で通りを埋め尽くした。訴訟による逆転が絶望的な中、トランプ氏に「もう4年」を託した7300万人の思いはどこにいくのか。アメリカの移民問題に迫った『エクソダス:アメリカ国境の狂気と祈り』の著者で、2019年にボーン・上田記念国際記者賞を受賞したジャーナリストの村山祐介氏が現地からリポートする。

首都に集まった熱狂的トランプ支持者

ホワイトハウスそばのフリーダムプラザで11月14日午後、秋晴れの空に「STOP THE STEAL(選挙結果を盗ませない)」との大合唱が繰り返し響いた。トランプ氏が「未来の共和党のスター」とたたえ、陰謀論集団「Qアノン」に賛同するマージョリー・グリーン次期下院議員が「大統領のために戦おう」と声を張り上げ、2キロほど先の連邦最高裁判所への行進が始まった。

南部アラバマ州から徹夜で12時間運転して駆け付けたトラック運転手ウィリアム・ペイジ(38)は「この国は私のような運転手や農家が支えているんだ。トランプ氏はそれを理解して、われわれ労働者のために立ち上がり、4年間頑張ってくれた。俺は彼のためだったらなんだってする」と話す。

正面の国会議事堂を経由して最高裁判所に向かって行進する支持者ら=11月14日、ワシントン(写真:筆者撮影)

行進の途中、そろいの黒い帽子やポロシャツ、軍用のベストを着た数十人の集団とすれ違うと、支持者から大きな歓声と拍手が送られた。9月の大統領選討論会でトランプ氏が非難しなかったことで波紋を呼んだ、白人至上主義的な極右団体「プラウドボーイズ」のメンバーだ。

トランプ氏がその時に語った「スタンドバック、スタンドバイ」(下がって待機せよ)と声をかけたり、ハイタッチしたりする人もいた。

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