朝型生活の男性が「5カ月で15キロ減」成功の訳 コロナの影響で生活リズムや体重も変化する

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とりわけ10代は、外出自粛前に平均1時間あった平日・休日の社会的時差ボケが、平均20分まで大幅に短縮。平日の睡眠時間は全年齢で増加していた。一方で、「睡眠の質が改善した」と答えた人は全体の2割程度で、外出自粛による生活リズムの改善が睡眠の質の改善には結びついていないことがわかった。

これについて柴田教授は「外出自粛による精神的な苦痛やストレスが影響しているのでは」との見方を示す。

体重が増加した人のほうが睡眠の質が悪化

では、こうした生活リズムの変化は体重にどう影響したのか。

(図表:AERAより)

5キロ減量した人の休日の就寝時刻は平均15分間早くなる一方、体重が5キロ増えた人の休日の就寝時刻は平均13分間遅くなっていた。つまり、体重が減少した人は朝型化し、体重が増加した人は夜型化している傾向が浮かんだのだ。

睡眠の質との関係では、体重が5キロ増加した人の平均スコア(1とても悪くなった、2悪くなった、3変わらない、4よくなった、5とてもよくなったの平均値。高いほど睡眠の質がよい)は2.7だった半面、5キロ減量した人の平均スコアは3.2と高めになった。体重が増加した人のほうが睡眠の質が悪化していることが示された。

太った人はやせた人に比べ、外出自粛中に活動量が低下し、ダイエットに挑戦しなかったと答えた人が多く、間食も増え、さらに睡眠の質も低下したと回答。いずれも年齢による違いは見られなかった。

次ページ定説を覆す意外な結果だった
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