「問題解決できても出世できない人」の残念な訳 仕事の成否は「課題設定力」の有無で9割決まる

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なかなか成果が出ないと悩んでいる人は、「課題」と「問題」を混同しがちのようです(写真:Radachynskyi/iStock) 
業務知識もあり、問題解決スキルもあり、日頃から頑張って仕事をしているのになぜか成果が出ない。そんな悩みを持つ方は、「もっと問題解決スキルを高めなくては」と考える前に、別の方向から自分のスキルセットを見直してみましょう。
プロの課題設定力』の著者である清水久三子さんに、ビジネスパーソンがプロとして認められるために身に付けておきたい「課題設定力」について教えてもらいます。

以前、私がコンサルタントとして働いていたときのことです。若手の育成方法について当時のクライアントとお話ししていた際に「同じような学歴で入社し、分析力や実行力などの問題解決スキルもあまり違わないように見えても、仕事の成果に差が出てくるのはどうしてだろう」と聞かれたことがあります。

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その要因はいろいろあると思いますが、1つ思い当たるのは、「課題設定」ができるかできないか、そこにあるのではないかということです。

昨今、「問題解決」は市民権を得た言葉となってきました。ビジネスパーソンに限らず、小学生を対象とした問題解決の書籍も出ています。一方で「課題設定」は、比較的なじみの薄い言葉ではないでしょうか。少なくともスキルやノウハウとしては、まだまだ認知されていないようです。しかし課題設定は、問題解決と同じかそれ以上に重要なビジネスのコアスキルなのです。

問題解決力や、業務知識や、あるいは常日頃の頑張りは十分なのに、それが仕事の成果に結びついてない。そう感じることが多い方は、ぜひ一度、課題設定力に目を向けてほしいと思います。

問題と課題の違い

では、課題設定力とはどのような力なのか。そのことを説明するために、まず「課題」という言葉の定義を、ハッキリさせておきましょう。

おそらく皆さまも、社会人になる以前から、それこそ小学生の頃から「クラスの課題」「学力向上の課題」など、日常的に耳にし、口にしている言葉だと思います。だから、「何を今さら?」と感じても無理はありません。しかし、次のような質問を投げかけると、意外に返答に困る方も多いのです。

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