「問題解決できても出世できない人」の残念な訳 仕事の成否は「課題設定力」の有無で9割決まる

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「課題と問題の違いは何ですか?」

もちろん、文脈や、その言葉が使われる状況によっても、微妙に意味やニュアンス、レベル感が変わってきます。ですので「課題とは?」「問題とは?」という問いに対して唯一無二の絶対的な答えはないのですが、少なくとも本稿で「課題」「問題」と記述するときには、何を意味しているのか、そこを明確にしておかないと、「課題設定(力)」についてきちんと理解してもらうことはできません。

そこで本稿では、「課題」「問題」を、次のように定義することにします。

「課題」
「現状」と「あるべき姿」のギャップを把握したうえで、「現状」を「あるべき姿」にするために、なすべきこと。
「問題」
「課題」の達成(「現状」を「あるべき姿」にすること)を阻む要因。

つまり、本稿で定義する「課題設定」とは、

「現状」と「あるべき姿」を正確に把握し、「現状」を「あるべき姿」になることを阻む優先順位の高い「問題」を見極め、「現状」を「あるべき姿」に近づける方法を考えること。

ということになります。言い換えると「今何をやるべきかを見極める」ことです。

問題と課題を混同する罠

課題設定と問題解決の違いがわかっていない人が犯す誤りとして、よくあるのが「課題」と「問題」を混同してしまうことです。もう少し正確に言うと、「課題を達成するために解決すべき問題」と、「課題の達成にあまり関係のない問題」の混同です。

繰り返しになりますが、課題とは、「現状」「あるべき姿」「問題」の3点セットで考える必要があります。「現状」を「あるべき姿」にしようとすると、障害となるさまざまな要因や事象が出てきます。これを「問題」と呼びます。そして重要なのは、「あるべき姿」の実現の障害になるものだけが「問題」だということです。

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