「着実にお金が増える人」は"投資の発想"が違う ポイントは「長期×短期」の組み合わせだった
私は銘柄を選ぶ際、世界の人口動態に注目しています。人口の増減はモノの消費を左右するからです。
国際連合広報センターは、2019年7月2日付のプレスリリースで「世界人口は現在の77億人から2050年の97億人へと、今後30年で20億人の増加となる見込み」とレポートしました。この人口予測によると、インドが2027年には中国を抜いて世界で1番人口が多い国になり、また世界全体で高齢化が進むとしています。
私はこの人口動態から、インドを中心にアジアに市場を広げ、業績を伸長しているユニ・チャーム(8113)に注目しました。
ユニ・チャームは紙おむつ、介護用品などの衛生用品の大手メーカーです。衛生用品は生活必需品といってもよく、人口が増えれば消費も増加し、少なくとも2050年までは需要が減るとは考えにくいのです。すると、同社の業績も安定的と予測できます。
月足チャートを見ると、右肩上がりに伸長しているのがわかります。
次にけいくんにバトンタッチをして、短期トレードで着目する点、さらには同じユニ・チャームのチャートを例に売買ポイントを解説してもらいましょう。
目指すはコツコツと利益8%を積み重ねていくトレード
皆さん、こんにちは、山下勁です。ボクは個人で株式トレードをしています。
ボクのトレードは短期です。だいたい1週間か、2週間ぐらいで決済します。そして、トレードの対象は東証1部上場銘柄で、時価総額3000億円から5000億円以上の中・大型株、日々の出来高が200万株以上の企業です。
さて、ボクのトレードでは一攫千金は狙いません。8%ほどの利益をコツコツと重ねていくトレードです。ですから、時価総額が大きく、安定的に上下を繰り返す銘柄をターゲットにしているのです。