58.5%--1人暮らしの女子学生が今後の部屋選びでセキュリティを重視する割合《気になる数字》

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 受験シーズンも佳境を迎えているが、これが終わると、息つく間もなく新生活の準備が始まる。そんな春の訪れを前に不動産総合情報サービスのアットホームが行った「一人暮らしの実情と部屋探しについて」の調査から、現在首都圏で一人暮らしをしている学生は、一人暮らしを始める前よりセキュリティを重視していることがわかった。

今住んでいる部屋の家賃の平均は、全体で5.94万円。男女別に見ると、男子の5.67万円に対し、女子は6.2万円と、女子の方が5000円以上も高い。

部屋を探す際に重視した点は、「家賃」が男女とも90%台、「間取り・広さ」が同70%台と共通している。しかし、男子がそれほど重視していない「日当たり・風通し」「部屋の内装」を、女子のおよそ半数が重視している。セキュリティへの関心では、さらに違いが目立つ。男子はほとんど意識していないのに対し、女子は40.0%が重視。女子学生は一人暮らしをするうえで、多少出費がかさんでも安全な住まいを選んでいるようだ。

また、今後部屋を探すときに重視する点では、女子の58.5%、男子でも25.5%がセキュリティと回答。都会での一人暮らしの経験を経て、「安全」の重要性をさらに強く認識している。

一度住み始めると引っ越しはなかなか大変なもの。学生生活の基盤となる住まい探しには大学選びと同様に慎重を期してほしい。

(データ事業局:山本舞衣 =週刊東洋経済)

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