実は重労働「デスクワーク」疲れを楽にするコツ 仕事中にも意識したい「3つの習慣」とは?

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①仙骨座位から坐骨座位に座り直す

最初に紹介するのは、“座り直すこと”です。椅子に座って仕事をする際には、15分に1回、座り直しましょう。

どのように座り直すかというと、「仙骨座位」から「坐骨座位」に座り直すのです。

15分に1回、骨盤を立てた「坐骨座位」に

仙骨座位とは、骨盤を後ろに倒して、ダラッと座った姿勢。骨盤の仙骨という骨(お尻の上のほうにあります)を座面につけた座り方で、一般に「だらしない座り方」あるいは「疲れているときのラクな座り方」とされているものです。

ラクなように見えて、実は背中・腰に負担をかけ、「フラットバック」の原因になるのがこの座り方です。

長時間、椅子に座って作業をしていると、たいていはだんだんと仙骨座位になってきますので、これを、15分に1回、骨盤を立てた「坐骨座位」に直してやります。

坐骨座位は、お尻の下、脚の付け根あたりに出ている坐骨を座面につける座り方です。このときに、筋肉を緊張させて姿勢を整えるのではなく、骨盤の上に背骨をきれいに積み上げるイメージで、できるだけリラックスしたままいい姿勢をつくるようにしてください。

この座り方をすると、自然に背筋が伸びるのがわかるでしょう。そして、腰や肩が少しラクになったと感じるはずです。

なお、普段から坐骨座位ができている人も、15分ごとにいったん体をダラッとリラックスさせて、そこから改めて坐骨座位で座り直す、という座り直しを行いましょう。もちろん、座り直しをするにせよ、できるだけ頻繁に立って動く時間をつくることは忘れないでください。

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