実は重労働「デスクワーク」疲れを楽にするコツ 仕事中にも意識したい「3つの習慣」とは?
筋肉は動かないことによってかたまる
「デスクワーク」というと、椅子に座って作業するだけで、肉体労働よりも比較的ラクで恵まれている仕事だ、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実は人間にとって、動かないで作業をするということは一番の重労働なのです。
当たり前の話ですが、人間の体というのは動くようにできています。当然ながら、人間の体をつくっている筋肉も、「動いていてこそ調子がいい」ように設計されています。
適度に動いている筋肉は、ポンプのように血液を出し入れさせます。すると、血液によって筋肉には栄養や酸素が運ばれる。ついでに、筋肉にたまっていた「疲れ物質(リン酸や乳酸といったもの)」を押し流してくれる。その結果、筋肉は元気でいられるわけです。
ところが、「同じ姿勢でじっとしている」という、およそ動物の体には向いていないことを要求されるのがデスクワークなのです。
同じ姿勢でじっとしていると、筋肉は動きません。つまり、血液を流すポンプが止まっているということです。そればかりか、動かない筋肉は、だんだん固くこわばってきて、血管を圧迫しはじめます。当然、血行は悪くなる。すると、筋肉に必要な酸素や栄養が届かなくなります。
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