昨年トップのトヨタは5位に、家電各社は凋落
4位はキヤノン(556.5点)。人材活用81位(85.5点)、環境18位(95.7点)、企業統治+社会性57位(92.8点)と一定レベルのCSR得点に、財務3位(282.5点)の高い財務得点が加わり、上位入りとなった。
5位は昨年トップのトヨタ自動車(554.9点)。人材活用17位(92.1点)、環境1位(100.0点)、企業統治+社会性30位(94.8点)、財務19位(268.0点)。1位の環境をはじめ全体的に高い評価ながら、ここ数年続いた財務力の低下が影響し、ランクダウンとなった。だが前2014年3月期は過去最高の決算を発表しており、巻き返しが期待される。
以下、6位ブリヂストン(553.7点)、7位JT(552.1点)、8位富士ゼロックス(550.2点)、9位アイシン精機(549.0点)、10位東芝(547.1点)と続く。上位10社にアイシン精機が初めて入り、日産、トヨタとあわせて自動車業界の存在感の高まりを示した。
一方で10位以内の常連だったソニーは12位(前回4位)に、昨年も順位を下げたとはいえ15位にとどまっていたシャープは、今年147位まで急落した。46位のパナソニックも含め、かつて上位を独占していた家電メーカー各社が順位を落としている。
51~100位では、ダイハツ工業(507.3点)が258位から74位に急上昇。軽自動車のスズキ(502.3点)も148位から86位とトップ100入りとなった。化粧品のファンケル(500.2点)も238位から94位と大きく飛躍。さらに上位を狙える注目企業といえそうだ。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら