もしも本当に疲れている場合は、「そりゃあ、いろいろあって疲れているけど、そんなにはっきり言わなくても……」と、さらにダメージを受けることになります。反対に疲れていない場合でも、「今日は元気なのにそんなに疲れて見えるなんて、私大丈夫かな?」と心配になって気分が落ち込みます。
「病は気から」というように、1日に何度も 「疲れてる?」と言われると本当に具合が悪くなってきて、「もう帰って寝たほうがいいわ……」ということにもなりかねません。
ですから、もし相手が疲れているように見えて気になるときでも、「マイナス言葉」ではなく「プラス言葉」で、「元気だった?」と声をかけること。それも「久しぶりだね! 元気だった?」となるべく明るく言うように心がけましょう。
人から好かれる人は、話し相手の気持ちをプラス方向に持っていけるコミュニケーションができる人。プラス言葉の達人なのです。
久しぶりに会った人に「してはいけない言い方」
連絡をして久しぶりに会った友人に、「ずいぶん連絡がなかったから心配していたよ」と言われるのと、「久しぶりに連絡をもらえてうれしかったよ」と言われるのとでは、どちらが気分がいいでしょうか?
◎好かれるひと言 「久しぶりに連絡をもらえてうれしい」
前者と後者では、受け取り方がまったく異なりますよね。
例えば、久しぶりに連絡した友人に、「最近、連絡がなかったから具合でも悪いのかと思ったよ」と返されたら、責められているようで気分が悪くなります。「せっかく連絡したの に人を病人扱いするなんて」と、抵抗感を覚える人もいるのではないでしょうか。
一方、「連絡をもらえてうれしい、ありがとう。元気そうでよかった」と言われたら、悪い気はしませんし、むしろ「連絡してよかった」と気持ちよく話せるものです。
久しぶりに連絡をくれた相手に対する返事の仕方には、もうひとつ注意が必要です。つい言ってしまいがちなのが、「私も連絡しようと思っていたところだったの」という言葉。この裏には、「こちらから連絡しないで申し訳ない」という気持ちが含まれているとは思うのですが、そのため言われた相手は、「じゃあなんで先に連絡くれなかったの?」と不快になりがちです。
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