「家なかオフィス」ニーズに対応する提案が多いが、新型コロナウイルス感染対策として、ウイルスを持ち込まない、不安物質を除去する提案もある。
アキュラホームが提案する、ウイルスを家の中に持ち込みにくくする設計や設備を紹介しよう。外から家に最初に踏み入れる玄関(土間スペース)を重視しているのが大きな特徴だ。最初に触る玄関ドアを、接触感染リスクを極力軽減できる仕様にし、玄関そばに手洗い・うがいができる洗面台を設置。リビングなどに入る前にバキュームシステムを活用して衣類についた花粉や粉塵などを吸い取って屋外に排出する、という新しい生活様式を自然に取れる内容になっている。
ほかにも、玄関からリビングなどを通らずに洗面・脱衣所に非接触で移動し、衣類を脱いで入浴できる動線の提案、可動間仕切り収納でリモートワークスペースを確保する提案なども行っている。
また、ヤマダホームズでも、菌やウイルス等の不快・不安物質を除去する機能を搭載した住宅「NEXIS 抗菌+(プラス)」を提案している。
新しい生活様式に対応するモデルも
積水化学工業では、住宅として“新しい生活様式”に対応する解決方法を盛り込んだモデルプランを提案している。同社の『レジリエンス100 STAY&WORKモデル』は、人生100年の長い生涯を想定した災害対策などのレジリエンス機能に加え、新しい生活様式に配慮したステイ&ワークプランを盛り込んだものだ。
感染予防としては、屋内のこまめな換気が求められており、同社の換気・全室空調システム「快適エアリー」を標準採用としている。「快適エアリー」は、室内には高性能トリプルフィルターを通したキレイな空気を取り込み、かつ室外に空気を排出する際は熱交換を行うもので、換気をしながらも冷暖房効率を落とさず、住宅全体の温度差も少なくできるようにしている。
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