誰でもできる「人生に絶対必要なお金」の貯め方 JKと考える「withコロナ時代」のお金計画
第2回 「大学費用1000万、20年返済」なら毎月いくらか
第3回 親は「子供の大学費用」をどれくらい出すべきか
第4回 教育費が足りない家庭が実行すべき3つの計画
まずは前回までのあらすじから。高2女子の花実は所属する「生活科学クラブ」の顧問・エマ先生からアドバイスを受け、大里家の収入と支出を将来まで見据えて計算。その結果、大学3年生の姉の卒業時に家計の貯蓄は500万円まで減ることがわかった。そこで立て直すために「1.収入を増やす」「2.家計の収入を一段と見える化する」「3.お金回りの話について詳しくなる(マネーリテラシーを身に付ける)」という「3つのミッション(対策、使命)」を決めた。
また年金制度に疑問を呈する大学生の姉に対し、所属する「生活科学クラブ」の活動を通じて得た知識で「年金制度は将来何かあったときのための大切な保険」なのだと説いたのだった。
「ブラックボックス家計」vs.「ガラス張り家計」
花実は、Zoomにログインした。今日は、クラブの顧問エマ先生と2人だけのミーティングだ。家族で決めた上記の3つのミッションの2つ目、「家計の合理化、見える化」の方法を相談するためだ。
エマ先生は、結婚しても夫婦が互いの収入や貯蓄を明かさない「ブラックボックス家計」と、オープンにして一緒に家計管理をしている「ガラス張り家計」では、貯蓄のスピードに大きな差があるという(参考記事:『共働き「ブラックボックス家計」が危険な理由』)。もちろん、多く貯められるのは「ガラス張り家計」のほうだ。
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