誰でもできる「人生に絶対必要なお金」の貯め方 JKと考える「withコロナ時代」のお金計画
「そのとおりよ、ハナミ。お金の計画を立てるときには、自分が、年金をどのくらいもらえるか、老後の生活費は、今の生活よりどのくらい減らせるのかを具体的に考えることが大切ね」
老後の必要貯蓄額は、人それぞれ違う。大切なのは、1人ひとりが、自分は今、収入のうちのいくら貯めなければならないかだ。
必要なのは「必要貯蓄率」を知ること
「そうよ。一言でいえば『必要貯蓄率』を知ることが大事。それを簡単に計算できる方法を教えましょう。ジャン、『人生設計の基本公式』デス!」
「『人生設計の基本公式』は、あなたの家計の、今、必要な貯蓄率を計算する公式です。自分の『必要貯蓄率』がわかれば、実際にいくら貯めなければならないのか、1年間の『必要貯蓄額』がわかります。これを12で割ると、ひと月あたりの必要貯蓄額を求めることができます。これを守っていけば、将来のお金について心配はほとんどありません!」
「将来のお金について心配はありません!って、エマ先生、ちょっと楽観的すぎませんか?」
「あら、そう? でも、稼いで、貯める以外に何ができる? ていうか、何かほかに必要かしら。人生を通してのお金の計画ってとてもシンプルよ。人生のお金の流れは、稼いで、貯めて、取り崩す。シンプルイズベスト!」
「そうなんだ。なんとなく、4人家族なら、食費はいくら以内とか、家賃は収入の何割までとか細かいルールがあって、それを守る超めんどくさいのが『家計管理』なのかと思ってた」
「ああ。昔は、家計簿きっちりつけて、節約に励むっていうのが良妻賢母の鏡だったかも。でも、働く女性が増えている今、なるべく簡単なほうがいいでしょ? 難しく考えなくても、要は必要な額が貯められればいいのよ」
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