JKだって超知りたい「大学はいくらかかるのか」 高校生から人生に必要なお金を真剣に考える

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「大学に入ったら、お金はいくらかかる? もし親が出してくれなかったら? 社会人になったらどうする?」高校生からお金のことを考えるのは、当たり前なのかも(写真:Mai/PIXTA)  
今回から「JKの視点でお金のことを考える」短期連載をスタート。新型コロナで新学期がずれてしまった高2生が、進学・お金・人生のことを考えます。

お金ってなんだろう。

東京都内の私立高校に通う高校2年生の大里花実(おおさと はなみ、17歳)は、ベストセラー『ライフシフト』を読んで衝撃を受けた。

人生100年時代。この先、83年も生きるなんて。本には、「100年生き抜く力を手に入れろ」と書いてあった。キャリアをいくつかもって、多様に人生を生きる。「マルチステージ」という考え方だ。ステージを変えるごとに、新しい能力を身につけて活躍する。まるで「ポケモンGO!」みたいで面白そう。

大学の学費が気になる

でもどうやって?

自分らしくライフシフトしていくためには、「今後どんな人生を歩んでいくのか」をしっかり考えていかなければならない気がする。自分の夢をかなえるために勉強することはもちろん、社会の仕組みを知ったりすることも大切そうだ。

花実は、いわゆるリケジョだ。将来は、新薬を開発する研究者になりたいと思っている。新型コロナウイルスのことがあって、ますますその思いは強くなった。

待てよ、と花実は思う。人生をうまく生き抜くためには、「お金」についての知識も不可欠のような気がする。お金のことを知らなければ、騙されそうだし、何となく損しそうだ。そうだ、お金のことを知ろう。知りたい!絶対知りたい!

花実は、お金について考えてみた。お金ってなんだろう。お金があれば、欲しいものが買える。欲しいものはたくさんある。洋服、コスメ、漫画。友達とのお付き合いにもお金はかかる。

先日、友達の芽衣ちゃんからお誕生日にプレゼントしてもらったJILL STUART(ジル スチュアート)のリップはめちゃくちゃうれしかった。でも、芽衣ちゃんのお誕生日にも同じくらいの金額のプレゼントをしなくちゃいけない。それが友情のキホンだ。

花実は、大学生になったら、できれば一人暮らしをしたいと思っている。お金はどのくらいかかるのだろう。いや、それよりまず大学に行く費用はいくらくらいなのだろうか。そういえば、母は、「国立大学に進んだ姉の学費は安くて助かったわー」と言っていた。親は、自分の学費を出してくれるのだろうか。

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