Amazia (4424)
【増益幅拡大】柱の漫画アプリは人気コミックの無料読み放題配信や新型コロナの巣ごもり消費が追い風。ユーザー数伸び課金収入が想定超。女性向け新アプリ開発等の先行費用こなす。増益幅拡大。
巣ごもり消費で、ネット動画サービスやゲーム関連などに追い風が吹いているが、マンガアプリも同様に無料体験から会員数を伸ばしている。競争は激しく差別化は必要だが、まだまだ市場自体の伸びしろがありそうだ。
ファーストリテイリング(9983)
【大型店】原宿や銀座にユニクロ大型店開業、地域特性重視した売り場設計と商品構成で他店と差別化。過剰在庫は販売計画見直しや仕入れ抑制で来期にかけて適正化。
地域特性を重視した売り場というのがキーポイント。原宿なら若者をターゲットとした体験型のアプリとの融合コーナーやTシャツ売り場を設けたり、横浜であれば家族連れを意識して公園を店内に設けたり生花も一緒に売ったりする。銀座はインバウンド重視の商品構成にしているという。店舗ごとの変化がなければ、デジタルシフトが進む中で来店客を取り込めないという危機感があるからだ。これからは旗艦店以外でも徐々に店舗の差別化が進むのかもしれない。消費者としても注目したい。
デジタルアーツ(2326)
【躍 進】企業向けはIT投資への意欲衰えず主力製品の導入拡大、リモートワークの普及も追い風。公共向けは学校の「1人1台」政策に乗りシェア拡大。エンジニアやコンサルなど人件費増でも営業益拡大。
ネット上の有害情報の閲覧や情報漏洩を防止するセキュリティソフト専業のデジタルアーツ。今号屈指の好調銘柄の1つだ。すでに株価も反応しているが、リモートワークの増加や小学校でのパソコン教育など、追い風になる要素は非常にわかりやすい。営業利益率も50%近辺と高く、一段の成長が期待されている。
保管・搬送システムでは世界首位クラス
ダイフク(6383)
【更 新】受注残は20年3月末3979億円と過去最高を更新。新型コロナ影響拡大で自動化システムへの投資ニーズが高まる。米国やタイでの大型設備投資は一巡。
2019年3月期に売上高4594億円、営業利益546億円を記録し、最高益をたたき出したのがダイフクだ。保管・搬送システムでは世界首位級。2020年3月期は25%の営業減益となったが、EC事業者向けの増加などで受注残は過去最高水準に膨らんでいる。株価も反応しており、さらなる拡大が期待できそう。
Sansan(4443)
【続 伸】21年5月期は主力の法人向け名刺管理で契約数順調増。大企業の導入増や機能追加で単価伸びる。個人向けSNS赤字縮小。人員増でも営業益続伸。前期営業外の社屋解約損や催事中止特損なくなる。
クラウド型名刺管理サービスを展開するSansan。ベンチャー界隈では知られた存在だ。これまで、松重豊出演のCMによる広告宣伝を中心に先行投資をしてきたが、順調に規模拡大を進め、利益を伸ばす段階に入りつつある。名刺交換による物理的な接触を避けるという意味でも、「新しい生活様式」の世界は、同社の追い風となりそうだ。
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