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「批判と中傷」区別つかない人がカモにされる訳 煽動する人は言いくるめたほうが得だから言う

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私は『しょぼい起業で生きていく』(イースト・プレス)という起業の本を書いたことがありますが、どうしてもサラリーマンが無理だという人を対象に、最後の手段として起業を挙げています。サラリーマンを続けられるのであれば続けたほうがいい、というのが従来の主張であり、その立場にいまも変わりはありません。

「いまの時代は簡単に起業できる」と言われますが、実際はそんなに簡単に起業して食べていけません。はっきり言ってそんなに簡単ではないのです。たとえの流れから言えば、ねずみである自分を認めること、まずはできない自分を認めて、そのなかで……「現在」の自分に「何ができるのかを知ること」でしか、自分を高めていくことや理想の自分になっていくことはできないのです。

私が敬愛するイスラム法学者の中田考氏は、

・何をすべきか
・何ができるか
・何がしたいのか

これらを考え知ることが大切だと主張しています。

「理想の自分を諦めるな!」と言って儲かる人

このなかでも「何ができるか」が大事です。したいことがすべきことであっても、できないと仕方がありません。だから、能力を超えたことをただ所望し続けることは非常に不幸なことであり「夢を諦めるな」とか、そういったことがことさら言われますが、できないものはできないのです。そんなものはさっさと諦めて、自分のできることで、かつすべきことをしていくのが重要です。

『批判力 フェイクを見抜く最強の武器』(実業之日本社)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら

「理想の自分を諦めるな!」と言うことで儲かっている人間がいる。そういう人たちは「批判をするな」と言う。

でもそれは本当に正しいのでしょうか?

そうやってあなたたちにモノを売るためのポジショントークではないでしょうか? 

そこに気づき、できない自分を認めることからしか、自分を高めたり、本当にできることを発見したりすることはできません。「批判力」とは、そういったできない自分を認め、真っ当に生きていくために必要な力なのです。

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