自由になるためには、まず自由になるベースである自分自身を高めることが必須ですから、そのための努力の期間はどうしても必要です。
それがないことにはそもそも他人に認められることはありませんから、まずは自分個人としての価値を確立することから始めましょう。
現在やっていることが意味のないように見えるから何もしない──。これでは何も変わりませんし、現状が変わらないということは未来を変えられない、ということです。
自分自身の未来を変えるべく、現状を変える。ここが最初のステップであり、まずはやるべきことです。どの分野で自分は勝負したいか、どの分野なら勝負できるのか、そこから考えてみましょう。
そのうえで具体的な行動に移し、その分野では圧倒的な知識と経験を身に付けるという気概で勝負をかけないといけません。
他人に認められる、というプロセスを経てのみ、ある程度の自由を謳歌できるというものです。
ちなみに、自由が何でもかんでも素晴らしいか、というとそんなことはなく、自由であるがゆえに責任も大きく伴うのだ、ということをぜひ忘れないようにしましょう。
「自由」は圧倒的な努力と工夫のうえで成り立つ
仕事における自由度の拡充は、責任が大きくなることの裏返しです。その責任を全うするべく、自分自身の知識と経験の引き出しを誰よりも多くする努力を継続するとともに、高い倫理観を維持する必要があります。
周りを批判したりダラダラと生活をする生き方が、高い倫理観を形成したり高いレベルでの経験やスキルを身に付けることに寄与するとは到底思えません。
したがって、まずはその考え方や人生や仕事と対峙するうえでの志を変えるべきです。
周りと同じレベルの仕事や努力では到底自由や自己の裁量が伴うポジションにはたどり着けません。まずはそのことを強烈に認識したうえで、生まれ変わるつもりで自分自身を高めていきましょう。
誰もが自由を手に入れたいと思いますが、実現するのは困難ですし、実際に実現している人は非常に少ないでしょう。
なぜならば、自由を手に入れるための努力や工夫を放棄してしまっている人が多いからです。
拙著『極端のすすめ』などにも書きましたが、私自身もそのような考え方のもと、概ね35歳くらいまでは遊びや趣味に見向きもせず仕事と勉強に打ち込んだものです。
その過程で文字どおり血を吐いて倒れたりといろいろと経験をしてきましたが、少なくともそういった経験を土壌として現在の自分自身があることは確かです。
将来の自由を手に入れるために、現在の不自由をものともせずにいられるか。まずは自分自身にそれを問いましょう。
圧倒的な努力と工夫のうえに自由は成り立つものです。行動なくして自由なし、です。
まずは大五郎さんの現在の生き方や仕事に対する志を変え、将来の自由をつかむべく、自分は今何をするべきなのか。それを自分自身に問うてみましょう。
現在の自分自身を変え、将来を変えるための第一歩を大五郎さんが踏み出すであろうことを応援しております。
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