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夏以降にコロナ「ワクチン」の成否は見えてくる 専門家会議キーマン・西浦教授が描く展望

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――結核予防のBCGワクチンの接種の有無が、新型コロナの感染状況に影響を与えているという説もあります。日本を含め、BCGワクチン接種国での感染状況は相対的に軽いと指摘されています。

それについては、医学的には比較対象となるアウトカム(予後)によっていろんな結果が乱立すると考えられている。最近のイスラエルの研究論文は、BCGワクチン接種の有無によってPCR検査のコロナ陽性率に有意な違いはないという結論だったが、実際にはアウトカムはほかにもある。それが感染リスクではなくて、2次感染者がどれだけ増えやすいのかといったものであれば、まだ関連性はありうると思っている。

BCGはコロナ感染の軽減に関係か

具体的には、BCGワクチン接種の有無によって感染者の増殖スピードや致死率が違う可能性があり、いまわれわれの研究チームの若手がその実証研究を進めている。イタリアやスペインで感染が深刻化し、一方で中国ではあれだけ対策がうまくいったのは、制度などの違いだけでない理由が必ずあると思う。可能な限りの検討を行っておく必要がある。

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