婚活が全然うまくいかない人の残念な共通点 「素晴らしい写真」なのになぜか断られる男性

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相手の心をつかむコミュ力に自信のない人は、実物とあまりにも乖離しているお見合い写真は使わないほうがいい。

芳雄のお見合い写真は彼の持ち込み写真だったので、それを指摘しながら、「お写真、撮り直しましょうよ」と提案したことがあった。すると、彼は言った。

「いや、僕はこの写真でいいです。気に入っているので」

お見合いが組めるので、そこには問題を感じていないのかもしれない。

また、スペックのいい男性は、どうしても話が上から目線になりがちだ。芳雄がそうだというのではなく一般論だが、お見合いのときの会話にしても、自分の仕事がどのくらい忙しくて大変かをとうとうと話したり、社会や政治の情勢を自分目線で分析したりする。コロナの話題にしてもしかりで、日本政府のやり方や見識者の意見を批判する。さらに、自分の趣味の話を楽しそうに語り続ける人もいる。

そんな話をされても女性はまったく興味が持てないし、楽しくないし、上から目線の男性を結婚相手に選ばない。結婚して“家庭”という小さな社会を築いたときに、女性を見下したり、批判したりするのを感じるからだ。

もう1つ選ばれない原因を挙げるなら、やたらとお金に細かい人だろう(芳雄は、その点例外だが)。これは、男性に多いのだが、「ホテルのコーヒーって、たいしておいしくないのに、1500円は高いですよね」「ここの店のパスタは〇〇円だけれど、どこどこに行けば、この半額でおいしいパスタが食べられる」など、何かにつけてコスパの話をしてくる。そして、こういう男性は、どんなに年収が高くても割り勘主義だ。

お断りばかりされている人は、お断りをされる原因があるはずだ。そこをもう一度自身で振り返り、掘り下げ、改善してみてほしい。

「また声をかけられて」と、モテ自慢の女性

藤田洋子(仮名、35歳)は、身長162センチのスレンダーな色白の美人だ。半年前に入会した。

入会面談のときに、こんなことを言っていた。

「今友達の紹介で合コンをしたり、婚活アプリに登録したりして婚活をしているんですが、なかなか結婚したい相手に巡り会えないんです。私は男性を見る目がないのかなぁ。なので、結婚相談所に入って、もっと真剣に婚活をしたいと思っています」

私は、婚活アプリを決して否定するつもりはない。会員で結婚相談所とアプリを並行して使い、アプリで出会って幸せな結婚をした人たちもいる。また、登録者数を見ると、アプリは結婚相談所の約10倍の人数がいる。

ただアプリで婚活し結婚する場合は、異性を見る目が相当養われていないと難しい。

アプリは値段が1カ月数千円と安いし(女性は無料のものも多い)、独身証明書、収入証明書などの公的書類の提出も義務付けられていないから、手軽に登録できる。手軽な分、結婚相手というよりは遊び相手を探している輩もいるし、パパ活女子もいるし、既婚者が紛れ込んでいることもある。

入会のときに、婚活アプリのこうした特性を洋子には話した。

「そうなんですよね。初めてのデートでホテルに誘われたこともありました。そういう人はまったく相手にせずに帰ってきましたけどね。やっぱり誠実な方と出会って、結婚したいです」

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