東大生も絶賛「読書のコスパを最大化する」ワザ

「2冊同時読み」で2倍以上の効果が出せる

「大学の先生がどう考えているかはわかったけど、現場はどんな意見を持っているのだろう?」「政治家の考えはわかったけど、専門家からも意見を聞いてみたいな」と、複数の視点で物事を見たときにこそ、理解は深まるものです。

多様な意見を「芋づる式」に探っていく

SNSの利用が盛んな現在の情報化社会において、僕たちはいろんな立場の人の意見に簡単に触れることができます。例えば誰でも簡単にブログが書けるnoteというサービスでは、経営者や医者、お笑い芸人やYouTuberなど、多くの人が自分の意見や考えを文章にしています。普通では触れられないような人の考えに触れることができるのです。

これを活用すれば、自分が読んだ本や直面している課題について、自分とは全然違う立場の人はどう考えているかを調べることができるのです。

例えば僕は最近『アイデア・メーカー』という、企画やアイデアを生み出すノウハウが具体的に書かれている本を読んだのですが、それを読んで「他にもアイデアについての本や文章を読んでみたい!」と思い、「日夜アイデアを考えている人はどんな風に企画を生み出しているのか?」と、いろんな立場を考えて調べてみました。

例えば「動画の企画を考えるYoutuberはどうだろう?」と思って調べてみると、チャンネル登録者が10万人いるflat-さんというYouTuberが、尖った企画の作り方についてかなり実践的な方法を綴っていました。ベルさんという11万人チャンネル登録者がいるYoutuberは、好きなこと・得意なアイデアをどう見つけるかについて語っていました

書籍企画を考える編集者もアイデア力が必要ですから、その立場の人はどうだろうと調べてみると、竹村俊助さんという編集者が、企画を考えるときの3つのヒントについてお話ししていました。またサンクチュアリ出版の公式noteでは、ヒット企画の分析の仕方・探し方についての苦労話が書かれていました

ブログだけでなく、書籍もいろんな書き手がいます。その中には、みなさんがなかなか縁がない立場の人が書いているものもあるはずです。

例えばゲームの企画を考える人は突飛なアイデアが必要ですよね。そう思って調べると、玉樹真一郎さんという元任天堂の企画開発者の人が書いた『「ついやってしまう」体験のつくりかた』という本を見つけて読んでみました。また、ここまで海外の著者のアイデア術について調べていないことに気がついて、『アイデアの作り方』というジェームズ・W・ヤングの本を読んでみました。

アイデアという切り口で、これだけの立場の人の文章や本を探すことができます。ここまでいろんなアイデアについての文章に触れた上で、『アイデア・メーカー』を読み直してみると、アイデアに関する根本的な考え方で共通する要素が見えてきました。

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