「信頼できる医療情報サイト」見極めるコツ5選

「ワクチン否定」「わかりやすい」は要注意

信頼できる医療情報サイトと、信頼できないサイトの「差」とは?(写真:Ushico/PIXTA)
信頼できる医療情報サイトと、信頼できないサイトを見極めるにはどうすればいいのか? 小児科医の森戸やすみさんが解説。朝日新聞「アピタル」の連載をもとにした書籍『小児科医ママが今伝えたいこと! 子育てはだいたいで大丈夫』から一部抜粋・再構成してお届けします。

スマホやパソコンがあればすぐに情報収集できるインターネットはとても便利で、今や私たちの生活に欠かせません。でも、そこにある情報は玉石混交です。「子育て中のママやパパ向けの情報サイト」などといいながら、びっくりするほど裏づけのない情報ばかりが掲載されているサイトもあります。

「正しい情報を取捨選択するのが保護者の務め」と言ってしまうには、その見極めはむずかしすぎるでしょう。どれも正しく見えて「何を信じていいのかわからない」と悩ましい状態になりますし、緊急を要するときはパニックになってもおかしくありません。

私にも「インターネット上から間違った情報をなくしたい」という強い思いはあるのですが、何しろ量が膨大なので、一つひとつ「これは間違っている」「この部分は正しい」と検証するのは不可能です。たとえチェックできたとしても、次から次へと新しいものが出てきて追いつけません。

「ダメなサイト」を見極める5つのポイント

そこで、保護者のみなさんが自分で判断して、正しい情報にたどり着くためのポイントを考えました。大きくわけて5つあります。具体例とともに見ていきましょう。

①伝聞系の記述は疑おう

現代は、誰もがSNSなどで情報発信できる時代です。誰が書いたかわからず、第三者のチェックがなさそうな情報でも、人目を引いて斬新な内容だとつい読んでしまいますよね。そして、面白い情報ほど拡散されやすい傾向にあります。
でも、“人目を引く”記事にこそ注意が必要です。たとえば、こんなことを書いているサイトを見かけます。

「お母さんが妊娠中に骨盤ベルトをしていると子宮の形がよくなって、早産が防止でき、生まれた子が育てやすくなるそうです」

ポイントは、「〜だそうです」「〜といわれています」という伝聞系の表現です。何か根拠があって、誰かが言っているような印象を受けますが、そうでないことが多いのです。

次ページこの例の「どこがいけない」のか?
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