「信頼できる医療情報サイト」見極めるコツ5選 「ワクチン否定」「わかりやすい」は要注意

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この例だと、子宮は骨盤の骨に囲まれた深いところにあるので、ベルトを巻いたくらいで形は変わりません。お腹が大きくなっても骨盤ベルトは腰に巻くものなので、子宮を圧迫するように締めつけてはいけません。

また、骨盤ベルトを巻くことは早産の予防にもなりません。お腹の中にいた姿勢と育てやすさの関連性も証明されていないのです。「○○をしないと子どもが大変なことになってしまう」という印象づけもよくないと感じます。

その表現は「極論」ではないか?

②キャッチーな言い回しに注意!

たとえば、「足は第二の心臓」「皮膚は第二の排泄器官」というような言い回しは、非常にキャッチーですし、意外性があって面白いですよね。けれども、これはとても誤解を生みやすい表現です。

各臓器は、それぞれに本来の役割を果たしながらも、はっきりとした境界がない状態で連携し合っていますから、足と心臓がまったく無関係だとはいいません。しかし、それでも足は「第二の心臓」ではなく、足は足です。そういったところから、「長生きをするには、足の裏やふくらはぎを揉むだけでいい」という言説も出てきますが、こうなると極論でしかありません。

試しに私が正しい情報に言い換えてみましょう。「足には体で最も大きな筋肉である大臀筋(だいでんきん)があり、それを動かすことで循環機能が向上します」、でもこれだとキャッチーではないので、あまり人目を引きませんよね。正しい情報とは、そういうものなのです。

③偏った情報ばかり何度も見るのをやめる

「私は幅広いサイトを見ていろいろな情報に触れているから大丈夫です」と言う人がいます。いろいろな情報に目を向けるのは悪いことではありませんし、そうされている保護者のみなさんは勉強熱心で素晴らしいと思います。

しかし、残念ながら、見ているものが本当は「幅広い情報」でない可能性もあります。不確かな情報、誤った知識は、出どころがひとつということがよくあるからで、媒体によって少しずつアレンジして掲載するため、違う記事に見えるだけです。

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