東大生が「難しい本もスラスラ読めちゃう」ワケ

3つの「読むべきポイント」で誰にでもできる

特に、その質問の答えがすぐには出てこず、文章の最後のほうまで引っ張られているなら、それは著者が強く言いたいこと、すなわち「骨」である可能性が高いといえます。

例えばみなさんは、「なぜ〇〇は△△なのか?」のように、タイトルが質問形になっている本や記事を見かけたことはありませんか? これは、この質問の答えを語りたいから書かれている文章であり、その答えが結論になっているはずです。

逆に、文章を読んでみたら「答えはこれです。で、話は変わるんですけど……」と、全然違う話が展開されることってありえないですよね。「なんでその質問をタイトルにしたんだ?」と突っ込みたくなってしまいます。

同じように、文章の序盤で質問があるけれど答えが書いていないのならば、おそらく文章全体で質問の答えを回収していくはずです。例えばこの記事なら、僕は「要約力を鍛える3つの視点とは何か?」という問いを出して、今はその質問に沿って文章を書いているわけです。

「読むべきところ」がわかってから、偏差値35の僕でも「要約」ができるようになりました(出所:『マンガでわかる東大読書』)

「問いかけ」は、推理小説における「伏線」と同じです。ダイイングメッセージが書いてあって、「これは一体どういう意味なんだ?」というシーンがあったら、そのメッセージが絶対大きな意味を持ってくるはずですよね? そのメッセージの意味が最後までわからなかったら、みなさんは「なんだよ!」と怒るはずです。

これと同じように、すぐに答えがない質問があったら、それは文章全体にかかわる大きな問いなのです。この問いと、その問いに対する答えを探すことで、必ず筆者の「言いたいこと」を発見できるはずです。

読んだ文章を「要約する」習慣をつけよう

文章を読んだら、これらの3つの視点を使って、その文章を簡潔にまとめてみましょう

本当に「読めた」なら、140文字にまとめることもできるはず。がんばってみましょう!(出所:『マンガでわかる東大読書』)

はじめのうちは300~400字でノートにまとめ、慣れてきたら100字~150字くらいでまとめられるように訓練していきましょう。

自分が書いた要約文は、元の文章を読んだことのない第三者に読んでもらって、どう感じるのかを聞いてみてください。「理解できる」と言ってもらえる文章が書けているのであれば、元の文章をきちんと読めていることになります。

逆に「何を言っているのかわからない」と言われてしまうのならば、元の文章を読めていない証拠です。もう一度、きちんと元の文章を読んでみましょう。

いかがでしょうか? 要約をぜひ試してもらえればと思います。

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