コロナ詐欺「被害に遭う人」「遭わない人」の大差 「マスク投資」「10万円給付」などには要注意
4月8日、全国の消費生活センターによせられた「新型コロナウイルスに便乗した詐欺」が1万件を突破したことがわかった。
刑法犯の認知件数は減っている一方で、特殊詐欺の件数は伸びている。北海道警察によると、2020年度は前年比で高い伸びを示しており、特に3月は前年同月比で1.5倍に急増している。
歌手で女優の小柳ルミ子さんも、不審な番号から「コロナ詐欺」の電話がかかってきたことをブログで告白した。急増中の新型コロナ詐欺を見分ける方法はあるのか。「狙われやすい人」「騙されやすい人」はどのような人なのか。詐欺のパターンと騙されない方法までを解説したい。
「10万円給付」に便乗した詐欺
【給付金10万円配布につき、お客様の所在確認】
夫が飲食店を経営する40代主婦は、店舗の休業で収入が途絶えたので、このタイトルのメールがきたとき、つい喜び、気を緩めてしまったという。
「ねえ、もうもらえるんだって。家族4人だから40万円もらえるんでしょ」と彼女が夫にスマホを見せたところ、「文面がちょっとおかしい。これは詐欺じゃないか」と、メールに記されたURLのクリックを強く引き止められたそうだ。
もちろんこれは詐欺メール。警視庁も警告を発している。メールに従って手続きを進めると、口座番号や暗証番号などが流出し、財産を奪われるなどの被害に遭う危険があるので要注意だ。
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