家飲みをちょっと格上げする「ビール」の選び方 「とりあえずビール」はすべて同じ種類!?
執筆業/イラストレーターをしております岩田リョウコです。オタク気質の凝り性で、ハマったことはとことん知りたくなり、これまでにコーヒーとフィンランドサウナにハマり、『ちょっとブラックなコーヒーの教科書』『週末フィンランド』という本を出しています。
そして次にハマったのが「クラフトビール」。4月9日『エンジョイ! クラフトビール 人生最高の一杯を求めて』を出版いたしました。緊急事態宣言の真っただ中にクラフトビールをエンジョイできるのか!?という心配もありましたが、皆さんお家で「家飲み」や「オンライン飲み会」という新しいエンジョイ方法を見つけているようですね。
これから、お家で飲むビールをより楽しむためのポイントやビールにまつわる豆知識をご紹介できればと思っております。
日本の「とりあえずビール」。実は全部同じ種類!
飲み屋で仲間と「とりあえずビール!」と注文していた夜が、もはや懐かしく感じる未曾有のコロナ禍による外出自粛。外で飲む代わりに、家飲みを始める人も増えています。
これからは家で一人で飲むことになるのかなんて思っていたら、家でも友達と一緒に飲んだほうが楽しいでしょ?とZoomなどのビデオ会議サービス、LINEやインスタライブなどアプリを駆使して遠隔で仲間と飲み会を楽しむ「オンライン飲み会」という新しい飲み会スタイルが誕生して、今までに増してテクノロジーに感謝する日々です。
家飲み用にビールの調達へ行くとき、居酒屋でもよく飲んでいるなじみのあるビールに手が伸びてしまいがちですよね。「とりあえずビール」は、アサヒスーパードライ、キリン一番搾り、サッポロ生ビール黑ラベル、サントリーザ・プレミアム・モルツ、ヱビスビール……あたりですが、実はこれらすべて同じ種類のビール。
つまり、1種類のビールを違うブランドで飲んでいるということです。そして、この世には150種類以上のビールが存在していて、日々新しい種類が生まれているのです。
例えて言うなら、世界には味も形も出産地も違うたくさんのフルーツがあるのに、ずっと日本の限られた3、4ブランドのりんごだけを食べ続けているような感じですね。
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