ニューヨーク市民「行動制限された」生活の現実

現地在住者が見た都市封鎖における人々の行動

タイムズスクエアで見かけた企業広告にも「Social Distancing」のコピーが訴えられていた(筆者撮影)

世界中から観光客が集まり、24時間ネオンが輝く「眠らない街」ニューヨーク。世界で最も新型コロナウイルス感染者が多いアメリカの中でも、特に感染が広がっている。

新型コロナウイルス対策によるロックダウン(都市封鎖)で、アート、カルチャー、レストラン、観光といったニューヨークらしい要素は失われ、ニューヨークの街並みも、ニューヨーカーの生活も一変した。ニューヨークは、眠ってしまったのか。現在の州民の生活を、ニューヨーク在住の筆者がキーワードと共にレポートする。

◼New York State on PAUSE

3月22日、ニューヨークに外出制限令である「New York State on PAUSE」が敷かれた。「on PAUSE」とは、「一旦停止(休止)」といった意味だ。当初は4月末までとされていたが、4月15日には、5月15日まで延長されることが発表された。

ニューヨーク州のクオモ知事は、4月20日のブリーフィングで、州内で新型コロナウイルスに感染して死亡した人は、17日は540人、18日は508人、19日は478人と、未だ厳しい数値ながら減少傾向であり、感染ピーク期を脱しつつあるという見解を示した。そのうえで、今後、感染率を上げないためには、引き続き州民の行動が重要であると、協力を求めた。

仕事の外出が認められる職業は?

◼STAY HOME, STOP THE SPRED, SAVE LIVES

外に出て仕事をすることが認められるのは、市民の生活に必要不可欠な仕事に従事するエッセンシャルワーカーのみだ。エッセンシャルワーカーには、医療関係者、電気・ガスなどのライフライン関係者、食料品や日用品の製造・販売者、酒店、ガソリンスタンド、郵便局、銀行などが含まれる。レストランは、デリバリーとテイクアウトの対応のみ許可されている。

ニューヨークでは、「STAY HOME, STOP THE SPRED, SAVE LIVES」が合言葉となり、不要な外出を避け、家にいることこそが、感染拡大を食い止め、人と自分の命を救うのだという認識が浸透している。

マンハッタンの公共交通機関である地下鉄とバスは、本数を減らして運行しているが、あちこちに「エッセンシャルワーカーのため」と表示され、エッセンシャルワーカー以外は「STAY HOME」することを啓蒙している。在宅勤務が推奨されている。

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