ひろゆき「遅刻に厳しい人と距離を置きたい訳」

「時間どおり」が価値になる世界の本質

一般的には、朝日を浴びることで、そのずれがリセットされるそうなんですが、好きなことをして夜更かししがちな僕は、朝日を見ると逆に眠くなってしまいます。というわけで僕の生活サイクルは、テレビの生放送で強制的に起こされる日にリセットされて、また1時間ずつずれていくのです。

寝ている時間は無意識だから、「起きよう」と思って起きるのは無理ですよね。

そこで多くの人は、目覚まし時計を使って無理やり意識を覚醒させているわけですが、僕は満足するまで寝たいから、自然と無意識から意識がある状態になって、目が覚めたら起きるというのが1番だと考えています。

夜は、寝落ちする直前までゲームをしたり映画を見たり好きなことをやっています。だから、ベッドに入って何もせずに目をつぶって、眠れる瞬間を待っていることもありません。

これは結果論ですが、「もう起きていられない」というギリギリまで起きていて、ガッと深く寝たほうが、あまり眠くない状態で眠りに入るより、僕の性に合っているみたいです。

最近、けっこう多くの人が、布団に入ってなかなか寝つけないと悩んだりしています。「睡眠負債」なんて言葉がはやったりするのも、「何時に寝て、何時に起きなくてはいけない」という強迫観念があるから“負債”なんて考えるわけですよね。

もう睡眠の「適正な時間」とか、あまり気にしなくてもいいんじゃないでしょうか。

夜、布団に入ってただ目をつぶっていると、「今日はこんなことでヘコんだ」とか「なんでアイツは、いつもああなんだ」とか考え始めますよね。たいていロクでもないことなので、メンタル的にマイナスになる危険も大です。

だから、会社員だとなかなか難しいかもしれませんが、1日の終わり、せっかく自分だけのために使える時間を、「寝落ちするまで好きなことをして過ごす」っていうのも、案外いい方法なんじゃないかと思います。

「ピザ配達」は何年やっても儲からない

睡眠時間を削って何かをしても、寝不足では能力値が格段に下がっているから、あまりいいアウトプットができません。

だったら、睡眠不足のまま期限どおりに質の低いアウトプットをするより、ちゃんと満足するまで寝て、たとえ期限から遅れても、質の高いアウトプットをしたほうが、よほどいいんじゃないか、というのが僕の考えです。

会社員だと毎日そんなサイクルでは生活できないでしょうけど、土日にとことん睡眠をとって、月曜に仕事のピークを持ってくることなんかもできると思います。

そもそも、「時間どおり」「期限どおり」にこなすことに自分の仕事の価値があるって考え方は、特にこれからの時代、だいぶヤバいのではないでしょうか。

例えば宅配ピザ店の配達のバイトは、「時間どおり」に価値を置く典型的な仕事と言っていいですよね。

時間あたりで受け取る報酬を大きく増やしたいなら、当然ですけど、その仕事の「価値」を上げる必要があります。でも、ピザ店の配達は「ピザが冷めない30分以内に届ける」というのが価値であって、何年やっても、大きく価値を上げるのは難しい。

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