スズキとVW包括提携、鈴木修会長「フォルクスワーゲンとはイコールパートナー」両社首脳会見内容

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鈴木会長 「いつどういうという時期はともかくとして、9月下旬から10月、11月にかけて急ピッチに話が進んだ。ヴィンターコルンさんが11月に浜松においでになられまして、工場を見学してもらい、スズキ車にも試乗してもらった。やはりトップが来て見ていただくのが、決定が一番早い。このころから急ピッチに進んだ。

将来(の持ち株比率)に関して、基本契約書にそういうことは何もないんですよ。だから、黄色い煙も出たんでしょうなあ、青い煙だけじゃなしに。将来の後継者については「50年前から比べると、年齢は7掛けが正しい」ということで(VWの)ピエヒ監査役会長と話が一致したところだ。私は80歳だから56歳ということだ。がんばります」

--スズキは議決権のないVW株を買うのか。日産自動車やフィアットへのOEM供給があると思うが、そういった事業は継続するのか。契約が切れた時に見直すつもりか

鈴木会長 「日産さんとマツダさんは、軽自動車で660CCの国内用なので、そのまま続けていって問題ないと思う。フィアットさんやオペルさんについては、うちの問題もあるが、先方にも家庭の事情がある。スズキだけの問題じゃなしに、十分な話し合いが必要だ」

VW会長 「議決権のある株だ。優先株かどうかはスズキの判断にまかせたい」

--確認だが、VWが30%、50%とさらに比率を上げていくつもりはあるのか。鈴木会長はそういうことがあった場合受け入れるのか

鈴木会長 「そういう状況になるというのは、経営が悪化した時ですね、赤字でにっちもさっちもいかないと。その時はVWも「もう、いらん」というかもしれない。経営者としては、利益を上げる健全な経営をやっていくっていうのが基本。みなさん、なんかおかしくなるのを待っているかのような質問をされるから心外なんだけれど、スズキの1万5000人の全従業員が、やっぱり黒字を維持して経営をやっていくんだと。(VWには)指導も協力もいただくが、自主独立でやっていくんだと意気に燃えているので、30年だとわたしもいるかいないかわからないが、20年くらいはいますから、見届けてください」

--VW側がそういう提案をする可能性はあるのかないのか

VW会長 「鈴木会長がすべてクリアにおっしゃった。私から補足することはない」

--2社合わせてトヨタ自動車を抜き、おそらく世界最大の自動車メーカー集団となるが、これだけの台数を持つことのスケールメリットをどう生かしていくのか。そもそもそれはメリットなのか。また、新興国の低価格車を手掛けるにあたって、スズキ得意の低価格車をOEMで出すのか。さらに、部品共有化の話があったが、かつてダイムラー等々がやってきたなかで、ブランドの中で求められる品質や価格水準が折り合わずになかなかうまくいかないのが自動車業界のアライアンスの過去だったと思う。そういう問題はVW、スズキとみたとき部品の共通化をどうやって進めていくのか。実現可能性は

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